ジェレミー・シーゲル:2019年は試練の年に

ウォートンの魔術師Jeremy Siegel教授が、米国株市場の懸念材料を語った。
先日の小バブル発生予想は据え置いたものの、あくまで短期的な観察にすぎなかったようだ。


「これまで株式市場がこれら試練に対しかなり良い反応を示してきたことは間違いなく印象的だった。
しかし、いつの時か、これらがリターン改善の妨げになると感じている。」

シーゲル教授がCNBCで米市場への不安感を語った。
ここで教授が「試練」として挙げたのは米中貿易摩擦、FRB利上げ、中間決算である。
先日は短期的な小バブル発生を予想した教授だが、それはあくまでも短期的な話にすぎなかったようだ。

特に「貿易は現実の問題だ」として警戒感を強めている。
関税の仕掛け合いでGDPが悪化すれば、それは企業収益に下押し圧力を及ぼす。
シーゲル教授は、自身による2019年の企業収益予想が高すぎると感じているほどだ。


「企業収益に次いで株価に影響を及ぼす2番目に重要な要因である金利」についても上昇しやすい環境になっているという。
米10年債利回りが水準を切り上げたことでイールド・カーブの長短逆転まで余裕ができ、FRBが利上げしやすくなったとの分析だ。
シーゲル教授は今年あと2回(今回と12月のFOMC)、合計4回の利上げを予想している。
2019年についても2-3回の利上げを予想しているという。

「2018年はこれまでよかったし、いい。
2019年は試練の年になるかもしれない。
私は強気相場の終わりを予想するわけではない。
経済のニュースに反応して横ばいになる可能性を予想しているんだ。」

シーゲル教授はこの日の出演では2019年についての具体的な株価予想を述べなかった。
ただし、実際の市場は「横ばい」になるのではなく「上下に動く」可能性の方が高いとだけ話している。
そして、それは足元の市場もまた同様だ。

足元では短期で買いだが、この市場はこれまで大きく上げてきた。
だから、また年末までに1月末から2月にかけてあったような調整が入っても驚かない。


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