ガンドラック:メディアが心配していない

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、長期金利・超長期金利の動向に注目している。
徐々に金利上昇しやすい環境が出来上がってきたと示唆している。


利回り:上昇中!
米10年債が再び3%を超えたが、今回は金融メディアが心配していない。
30年債が3.25%まで行くか注意しろ。
両方が引けで(節目を)上回ればゲームが変わる。

ガンドラック氏が18日ツイートした。
米10年債利回りは18日、節目とする3%を超えて引けている。
30年債は3.2%前後まで上昇してきた。

米10年債(青)・30年債(紫)利回り (近時)
米10年債(青)・30年債(紫)利回り (近時)

ガンドラック氏が節目と考える10年債3%、30年債3.25%水準は、年初から2月、4月、5月と試されてきた。
そのたびに市場の不安を掻き立てるニュースが流れ、米国債が買われることで跳ね返されてきた。

米10年債(青)・30年債(紫)利回り
米10年債(青)・30年債(紫)利回り

ガンドラック氏は、今回は金利上昇を跳ね返すような心配なニュースが見られないという。
心配なイベントは多いが、すっかりメディアが慣れきったということだろうか。
と同時に、長期金利上昇を恐れない雰囲気が出来上がってきた。

  • 米景気の好調がますます鮮明になってきている。
  • イールド・カーブの長短逆転のジンクスを考えれば、ある程度の長期金利上昇はむしろ望ましいかもしれない。

市場心理がリスクをとりやすい環境になってきた。
インフレもじりじりと水準を切り上げている。
長期金利・超長期金利がついにガンドラック氏の節目を上抜けるのかもしれない。
では、節目を超えたら何が起こるのか。
ガンドラック氏は以前こう予想している。

10年債利回りの3%から4%への上昇は比較的速く進み、競合する資産にとっては問題になってくる。」

「さらに30年債利回りが加速するなら、ナラティブ(物語)は
『FRBには制御できなくなった』
となろう。」


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