ジム・ロジャーズ:20年続くかも知れないが

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ジム・ロジャーズ氏が投資術から市場見通しまで幅広いテーマについて語っている。
ある答の中から、ロジャーズ氏が日本について考えている本音が垣間見えて面白い。

「現時点では米国は最良の市場だろう。
おそらく住むのに最良ではないだろうが、最良の市場だろう。」


ロジャーズ氏がCNNに世界の経済・市場についての現状認識を話している。
CNNとのインタビューは一問一答の形式で行われ、ロジャーズ氏はいつものように小気味よく回答している。

  • ロシア投資: あいかわらず積極的。
    「信じられないほどすばらしい投資先を見つけた。
    まだ投資しているところだから名前は言えないけどね。」
  • 投資の原則
    「私の両親は私に『Buy low, sell high.』と教えてくれた。
    あなたの両親もそうだったろう。」
  • 米国株
    「ニューヨーク証券取引所は史上最高値で、ワクワクしない。
    市場最安値に私はワクワクするんだ。」
  • 米テクノロジー株: 大きく割高。
    「反動があっても買いたいとは思わない。」
  • 分散投資
    「株屋が作ったもので、受け取ってはいけない。
    リッチになりたければ分散してはいけない。
    すべての卵を1つのバスケットに入れて、バスケットを注意深く見守るんだ。」
  • 投資の判断
    「儲けるための唯一の方法は、私の言うことを聞かず、CNNの言うことを聞かないことだ。
    いや、CNNは聞いていい。」
  • リスクの所在: ワシントン。
    中央銀行も政府も自分たちが何をやっているのかわかっていない。

CNNの最後の質問は、やはりあの質問だった。
史上最長の強気相場が続く米市場の先行きはどうか。
ロジャーズ氏の見立てはぶれないが、やや幅を持たせた答となっている。


「これは20年続くかも知れず、私も、誰もわからない。
しかし、これが終わる時は、とても悪い終わり方をする。
私が言ってきたのは、次に弱気相場が始まる時には人生最悪のものになるということ。」

ロジャーズ氏は、市場が弱気相場に転換すればFRBが支えに入ると予想する。
利下げし、資産を買い入れ、FRBは何でもやるだろうが、功を奏することはないだろうと言う。
市場が見放す時が来ると考えるからだ。

そうすると市場は上げ始めるだろうが、じきに市場はこう言うようになる:
『もう関係ない。
あなたたちのゴミはほしくない。』
日本を見てごらん。
日本で機能しなかったことは米国でも機能しないだろう。


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