ジャック・ボーグル

 

ジャック・ボーグル:株を売り切ってはいけない

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Vanguard Groupの創始者Jack Bogle氏が、リーマン危機から10年目に危機を振り返った。
仮に半値まで下げるとしても、米国株をすべて売り払ってはいけないと語った。


「危機が起こると、その後人々は当然パニックになり、ミューチュアル・ファンド、特にETFからも逃げ出した。
そこから市場は立ち直り、おそらく200%も上げた。
これが示すのは、市場の感情にしたがって行動すれば大きな間違いを犯すということだ。」

ボーグル氏がCNBCに話した。
これはあくまでも米国株の話だ。
米投資界の巨頭たちの米経済・市場への信頼は揺るがない。
米市場は多少の山谷を繰り返しながらも創成期から基本的に右肩上がりを続ける稀有な市場だ。

「いつも言ってきたのは、踏みとどまって、下げ幅が50%のような大きな下げでも、市場の変化に流されて考えを変えてはいけないということ。
決して、決して、決して、(株式)市場を出たり入ったりしてはいけない。
常にある程度株式への投資を維持することだ。」


ボーグル氏はマーケット・タイミングをうまくやれるなどと考えてはいけないという。
そうすれば、ほとんどの投資家は「感情のために完全に負けてしまうだろう」という。
また、ボーグル氏はBuy & Hold戦略についてもコメントしている。

「個別株のBuy & Holdは1つのやり方だ。
米国株市場のBuy & Holdはそれとはまったく別物だ。」

ボーグル氏はAmazonやGoogleを例に、勝ち組を選ぶことの難しさ、負け組を避けることの難しさを指摘した。

米国株市場をホールドすれば外れをつかむことはなく、米国とともに成長できる。
米GDPと米国株市場の相関は0.75程度だが、年ごとの相関だと0.90にもなる。
だから長期投資がよくて、短期投資はすべきではないんだ。

ボーグル氏は(ETFを含む)インデックス投資がパニック時に大きなリスクとなる点を認めている。
そして、パッシブ運用の草分けは対応策を推奨した。

「うちのアクティブ運用ファンドに投資しなさい。」


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