バフェット:米国株は債券より魅力的

オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏が、あらためて米国株投資への積極姿勢を示した。
バフェット氏は米国株投資に金銭的な動機だけでない魅力を感じているようだ。


「もしも30年債を保有するか、米国株ポートフォリオを保有するか選択するとしたら、迷うことなく株式を保有すべきだ。
株式はフィクスト・インカム証券にくらべかなり魅力度が高い。
明日、来週、来年上げるか下げるかという話ではなく、長い期間で見れば、高い資本利益率を稼ぐ企業は、30年もので年約3%の固定利回りの債券をアウトパフォームする。
私の専門からは外れるが(計)30兆円の価値のある米企業は概して不動産より割安に見える。」

バフェット氏がCNBCとの誕生日恒例のインタビューで話している。
株式はフィクスト・インカム商品より魅力的と話し、その株式が米国株であることを明言している。
バフェット氏の米国株への強気姿勢には従来からまったく変化がない。
さらに、米国株は不動産より魅力的とも話している。


バフェット氏が米国株を選好する理由は見かけの利回り格差だけではない。
株式には債券にはない成長メカニズムがある点を強調している。

「株価が20年前、50年前、100年前より上がった理由は、企業が利益の一部を再投資したからだ。
債券を買えば、すべて金利で出してしまい、得られるのは3%とか決められた金利だけだ。
それは、株式を保有し3%の配当を受け取れば同じかもしれないが、企業は再投資したり自社株買いをしたりする。」

企業が得た利益のすべてを配当に回すことはまれだ。
成長機会があれば再投資し、これは利益を成長させる要因となる。
事業投資より自社株買いが有利と思えば自社株買いを行い、これはROE向上の要因となる。
これらは株価を押し上げたり、1株あたり配当を増やしたりする要因となる。
こうした債券にないメカニズムの働きにより、長い期間では大きな違いが生まれるという。

バフェット氏は1942年から株式を買い始め、今までどの大統領の時にも株式を買い続けてきたと話す。
そこには、金儲け以外にも動機があるようだ。

「利回り3%の紙切れや利率2%の預金などに投資するより、いろんな優れた企業への持分を持ちたいと思わないか?」


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