【メモ】米景気後退入りはいつ?

誰もが不可能と知っていながら、それでも景気後退入りがいつかを知りたがっている。
景気後退に先行して米市場が下落し、日本市場もその影響をもろに被るのが常だからだ。


最も弱気なのはモルガン・スタンレーだろう。
同社では今年中に米国株がピークを打つと予想してきた。
しかし、これはかなり弱気の部類だ。
FPではこの他にも多くの投資家らの予想を伝えてきたが、ここであと3社紹介しておこう。

まずは、モルガン・スタンレーと対照をなす、強気のゴールドマン・サックス。
イールド・カーブのフラット化が進んでも、特殊要因によるものと退けている。
景気後退入りの確率は「当面、わずか」という。

米国債利回り(青:10年、赤:2年)と10年-2年スプレッド
米国債利回り(青:10年、赤:2年)と10年-2年スプレッド


次は債券ファンド大手PIMCO。
「世界への投資とグローバルポートフォリオを考えているなら、今後3-5年の間に景気後退の可能性があることを織り込まなければならない」という。
PIMCOでは、世界経済の5年以内の景気後退入り確率を70%と予想している。
これも随分とのんびりした予想と言えよう。
これなら次の大統領選まで景気が持つ可能性もかなりあることになる。
ゴールドマンもPIMCOも、トランプ政権が票を買うためにどこまでも景気刺激策をとり続けると見ているのかもしれない。
景気を刺激することはできるだろうが、それで景気が実際に持続するかどうかはわからない。

モルガン・スタンレーに近い切迫感を持っているのは実はBloombergだ。
同社では1年債・10年債の利回り、S&P 500指数、米ドル指数、WTI原油価格から景気後退入り時期の予想モデルを構築している。
最新の予想では12-18か月後まで近づいたのだという。
このタイミングだと次の大統領選まで景気が持たない。
さらに、株式市場のピーク・アウトももうすぐそこまで来ていることになる。


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