ブラックロック

 

ブラックロック:アジア株はお買い得

資産運用の世界最大手BlackRockのRuss Koesterich氏が、アジア株の割安感を指摘している。
割安となった要因を洗い出した上で、お買い得と結論している。


興味深いことに、アジアは本当に安い。

ケストリッチ氏が自社ブログで端的に書いている。
同氏によれば、アジア株価は長い間相対的に安く据え置かれてきたという。
過去は安い理由があったものの、近年は状況に変化が見られるという。
その典型が日本らしい。

「7月末時点で、日本株は先進国世界の株式市場で最も割安なままだ。
TOPIXのPBRは1.8倍と、S&P 500の約半分の水準。
現在の割安さは、3年かけて150%上昇が始まった2012年以来、最も低水準だ。」

日本株は一時のどん底からは目覚ましく回復した。
しかし、それでもいまだに他の先進国と比べてバリュエーションでは割安に見える。
ファンダメンタルズでは確実に改善が見られるのにだ。


「日本は企業統治と収益性において大きな改善が見られる。
TOPIX採用銘柄のROEは11.1%と、数十年間での最高値に近く、6年前の2倍以上になっている。
企業の収益性改善といまだ続く超金融緩和環境を考えれば、日本の低いバリュエーションは正当化がさらに難しくなっている。」

では、なぜ日本株に代表されるアジア株はファンダメンタルズの改善にも関わらず低位に置かれているのだろう。
ケストリッチ氏は3つの要因を指摘する:

  • 高い米企業業績の拡大が相対的にアジア株の魅力を下げてしまう。
  • ドル高が新興国の経済・市場の逆風となっている。
  • 輸出国の多いアジアにとって貿易摩擦の高まりは不安材料。

この3要因は今後もアジア株の重しとなってしまうのだろうか。
ケストリッチ氏の結論はこうだ:

貿易摩擦やドル高は依然として問題ではあるが、これらの懸念はすでに価格に反映されているように見える。
最近議論したとおり、幅広い新興国が安くなっており、韓国や台湾は最も安くなっている。
結果、日本やアジアの多くがますます掘出物になっている: お買い得だ。


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