【短信】デニス・ガートマン:欧州債務危機の気配

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デニス・ガートマン氏が世界の市場を揺るがすトルコの混乱についてコメントしている。
トルコの混乱は新興国市場の混乱だけでなく、欧州債務危機をも誘発しかねないと匂わせている。


私たちは混乱の気配を感じ取っている:
これが世界に波及し、ひどく困った状態になるとのまさに現実の心配だ。

ガートマン氏のニュース・レターでのコメントをCNBCが伝えている。
トルコの混乱が新興国、さらに問題を抱えた先進国まで波及するリスクを心配している。

「トルコが苦境に立ち、厳しい経済的困難に直面している時、米国が追い打ちをかける道を選択したことが人々を狼狽させている。
しかしさらに、これは単にトルコ-米国の問題ではない。
トルコよりはるかに幅広い問題だ。」

今の米国には世界経済に配慮しようという気持ちはないようだ。
ある国の経済が困窮している時、さらにその国を関税で締め上げる。
トルコの現状を見れば、文字通り《死者に鞭打つ》に近い。
両方の側に強面しか能のないリーダーがいるから、大局を見て加減することもできない。

米国が問題を悪化させるように動くから、問題は新興国だけですまなくなる。
EUの中にも懸念すべき国が出てきている。
その筆頭がイタリアだ。
ガートマン氏は、欧州債務危機より大きな危機の可能性を匂わせている。

ローマ対ブリュッセル/ベルリンの状況は、数年前ギリシャが経済危機に追いやられた時に欧州を苦しめたのと実質的に同じ問題だ。
違いは、イタリアのGDPがギリシャのそれの8.1倍であることだ!


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