Fox:引退するのに必要な5つの準備

米Fox Businessが引退前に済ませておくべき5つの準備を紹介している(Motley Fool報)。
引退の年齢に大きな幅がある米国の例は、アーリー・リタイアをもくろむ日本人にとっても役に立つかもしれない。


5つの準備とは以下のとおり:

  1. 配偶者との打ち合わせ
    引退は家族全体、そのライフ・スタイルに影響を及ぼす。
    仮に共稼ぎで、配偶者が仕事を続けるなら、引退する方が家事を多く受け持つことになるだろう。
    また、引退を早めることで、年金受給開始を早めるなら、減額を老後の生活設計に見込まなければいけない。
  2. 家計の収入を確認
    引退後の年ごとの収入(年金・貯蓄取り崩しなど)を洗い出す。

    投資からの収入を決める場合4%ルールを用いるといい。
    引退1年目には投資残高から4%を引き出し、その後は毎年インフレ分を増やしていく。
    この方法でも資金ショートすることはありうるので、専門家のアドバイスを得るなど他の戦術も考えるといい。


    (4%は米国で言われている(金融・経済に依存する)数字だが、これでは足りないとの声もある。)

  3. 予算を決め不足しないか確認
    すべての固定費(住居・税金・保険など)の予算を立て、さらに旅費・医療・運送費・食費・遊興費を足す。
    さらに、予想できない出費のための現預金も予算に入れておく。
    もしも不足があった場合、生活水準を下げるか、引退を遅らせるかの選択になる。
  4. 医療保険をどうするか計画
    米国では医療がひどく高く、保険の種類によって内容とコストが変わってくる。
    老夫婦が引退後に適切な医療を受けるために必要となる医療費は37万ドル(40百万円強)との推計もあるのだという。
  5. 何をして時間を過ごすか
    仕事をやめ、社会から切り離されて精神が不健康になる人もいる。
    ボランティア、習い事、子どもたちの世話、趣味の集まり、短時間のアルバイトなど、何をやるかを決めておくとよい。

アーリー・リタイアが珍しくない米国でも、引退のハードルはかなり高そうだ。
日本ならばなおさらかもしれない。
年を取るまで働かざるをえない人は、くよくよしてもしかたがない。
歯を食いしばって、ただただ長く働くしかない。

一方、仮想通貨や株などで若くして《億り人》となった人たちはどうだろう。
1億円ぐらいで資金が足りるとは到底思えないが、たとえば3億円ならば話は別だ。
堅実な運用に努めれば、金銭面はクリアできるかもしれない。
ただし、それでもすべての課題がクリアできるわけではない。

1について言えば、世間体の話もあるという。
子供の結婚で親の肩書がなかったり、近親者の葬式で花の数が少なかったり、そうしたことを気にする人も多いと聞く。
また、5については、若くして仕事をやめると計算しにくくなる。
趣味に打ち込めば費用がかさむこともありうるし、若い頃にやりたいことが年を取るとできなくなることも多い。
そう考えると、日本人も納税の義務を果たすべく、長く長く働くべきなのだろうか。


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