PIMCO:今後5年は過去10年と大きく異なる

PIMCOのDaniel Ivascyn CIOが今後の投資環境についてコメントした。
リーマン危機後の10年とは大きく異なる市場環境がやってくるのだという。


私たちは今後5年間が過去10年間の危機後の期間と大きく異なるものになる可能性が高いと考えている。
危機後PIMCOは、マクロ環境を『New Normal』や『The New Neutral』と呼び、低成長・強いデフレ圧力・比較的低いボラティリティの期間と性格付けしてきた。
現在、主要中央銀行は長年市場に働きかけてきた金融緩和から撤退しようと試みている。

アイバシン氏が自社ウェブサイトに掲載したQ&Aの中で語っている。
過去10年は異常なまでに強力な金融緩和の時代だった。
経済は深い傷を負っていたが、金融緩和が市場を守り続け、市場は波打つことさえ忘れてきた。
その金融緩和をFRBが先頭に立って巻き戻し始めている。
それと入れ替わりに起こったのが政治サイドの経済刺激だ。
財政政策やプロ・ビジネスの構造改革と言えば聞こえがいいが、裏を返せばポピュリズムの一形態とも見える。
主役の交代が市場環境を変化させるとアイバシン氏は話す。


「株式とフィクスト・インカムの両方の投資家にとって、これは低リターンと、不幸なことに高ボラティリティを意味する。
この組み合わせは投資環境を難しいものにするだろう。」

アイバシン氏によれば、難しい環境の中ではポートフォリオの柔軟性を最大化することが重要だという。
具体的には

  • 流動性を増やす
  • 投資戦略の中で分散を増やす

ことだという。

新興国市場に取り組む理由

アイバシン氏は、新興国市場が高ボラティリティであることから慎重な見方を示している。
決して集中投資すべき資産クラスではないという。
その一方で、部分的に取り組むべき理由を2つ挙げている。

  • 良い分散投資を実現するためのコンポーネントとして有効
  • 個別の理由により大きく下げている国があり、中にはチャンスとなりうる市場もある

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