ジム・ロジャーズ:投資の世界の安全

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冒険投資家ジム・ロジャーズが面白いインタビューに応じている。
The Expat Money Showに対して世界を冒険して回った日々を話しているのだが、その中で一般の投資家に対するアドバイスも口にしている。


「私の言うことを聴いてはいけない。
インターネット・テレビ・新聞の人たちの言うことを聴いてはいけない。
あなた自身がよく知っているものにだけ投資しなさい。
『有力情報』に基づいて投資したり、他人のアドバイスを聴く人は、ほぼ常に損をする。
彼らは自分が何をやっているか理解しておらず、何か問題が起こった時にどうしていいかわからない。」

ロジャーズ氏がいつものアドバイスを繰り返した。
投資にはリスクやトラブルは付き物だ。
自分がよく知っているものだけに投資をすれば、わからないままに投資するより、少なくとも損をする確率は減るとロジャーズ氏は受けあう。
では、投資家はプロの市場関係者の話を聴いてはいけないのだろうか。
ロジャーズ氏はそこに大きな宿題を課している。


「他の人の言うことを聴けば悲惨な結果を生む。
私も私の投資の話をした。
私も話はするが(聴き手が)過度にとらわれないよう言っている。
あるいは、聴いたことについて自分ですべて検証しなおすことだ。」

ロジャーズ氏は、市場関係者が《ウソ》をつくときに使うある言葉についても言及している。

投資の世界の話をする時に『安全』という言葉を使うべきではない。
安全な投資なんてものは存在しない。
たとえ現金でもだ。

本当は安全でもないモノを売る時に《安全資産》などと売り込む人がいる。
そうした人たちと同じ罪を犯してはいけない。
たとえ現金であっても「安全」とは言えない。
「安全」かどうかは、その国の経済だけでなく政府の財政運営・中央銀行の金融政策まで調べないとわからない。
赤字を垂れ流す政府や野放図な通貨発行を続ける中央銀行ではお世辞にも「安全」な通貨とは言えないはずだ。

「世界の終わりがやってきて、財産をすべて現金にするとしても、どの通貨にするか気を付けないといけない。
2007年、多くの(アイスランドの)人たちが財産をアイスランド・クローナ現金にしたが、多くが失われた。
現金の種類を間違えたんだ。」


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