JPモルガン:強気相場はまだ2-2.5年続く

JPモルガンが従前からの強気予想を継続している。
行き過ぎたリスク回避が反転に向かう可能性があり、そこに投資のチャンスがあるという。

「イールド・カーブ逆ざや化が壊れた指標だとは言わないが、現在の経済を映す鏡だとも思わない。
(景気)サイクル終期の指標としてはM&A、ボラティリティ、株式発行、Skew指数など20の指標に注目している。」


JP Morgan Asset ManagementのSamantha Azzarello氏がBloombergで語った。
米イールド・カーブのフラット化がとまらない。
イールド・カーブの逆ざや化が不況到来を告げるという奇妙によくあたるジンクスに対する市場の不安が高まっている。
しかし、アザレロ氏はそれが多くの指標の中の1つにすぎないと話している。
JPモルガンの中ではやや慎重なスタンスも見えた資産運用部門の人物の発言だけに、いかに同社が経済・市場に強気なのかが見て取れる。


アザレロ氏の根拠は20の指標が半々に割れていること。
ここから、同氏は次のように結論を出している。

うち半分はサイクル終期を示しており、半分はサイクル中期を示している。

これは私たちが終期の始まりに差し掛かったことを意味している。
そのため、顧客にはこの強気相場がさらに2-2.5年継続すると話している。

まだ、米国株市場の上昇が2年以上も継続すると予想しているのだ。
最長の2.5年となれば、ちょうど米大統領選終了後となる。
トランプ大統領が再選のためになりふり構わず経済刺激策を打ち続け、市場を押し上げ続けるというような見方が入っているようにも勘ぐれる。

アザレロ氏は米債についてもコメントしている。
金利上昇を恐れるあまり、過度にデュレーションを短期化した投資家が多く、もう少し金利リスクをとってもいいはずという。

アザレロ氏は、現状、投資家に外国株よりも米国株という質へのバイアスが存在すると指摘している。
JPモルガンのMarko Kolanovic氏によれば、このバイアスも行き過ぎになりうるという。

「貿易摩擦や金利への懸念が和らげば、新興国株式やバリュー株のような高ベータやバリュー資産が2016年初めと同じように上昇する可能性がある。」


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