投資

レイ・ダリオの5大投資ルール
2018年7月20日

Nasdaqが、レイ・ダリオ氏の過去の発言から同氏の投資ルールを5つ抽出している。
冗長な分析だが、それこそがダリオ氏の投資の本質を示しているように思えるので、紹介しておこう。


投資家として重要なのは、最も重要なのは優れた資産配分戦略を持つことだ。
言い換えれば、次はどうなる、何がよくなり何が悪くなるかを知ろうとしても勝てないということ。
間違いなく失敗する。
だから、投資家は、バランスのとれた構造化されたポートフォリオ、さまざまな環境でも好パフォーマンスを上げるポートフォリオを組み上げなければならない。

このダリオ氏の発言こそ、ブリッジウォーターのAll Wheather Fundの底流に流れる考え方だ。
オール・ウェザー戦略に限るなら、この《山を張るな》というメッセージこそがダリオ氏の投資ルールと言える。
(参考: 【輪郭】リスク分散のキホンのキ
この点を、Nasdaqは5つのルールにブレーク・ダウンして示している。

  • 分散投資
  • インフレ・リスクの理解
  • バイアスを持ってはいけない
  • 欲張らず、安く買って高く売れ
  • 金利動向を注視せよ

実はこれらはすべて《山を張るな》という1つのメッセージにつながっている。
先読みをするのではなく、将来は不可知であることを前提として、さまざまなシナリオに対応できる資産クラスを選択すべきということだ。

「債券はデフレ的な不況期にパフォーマンスを上げ、株式は経済成長期にパフォーマンスを上げ、現金は金融が引き締まっている時に魅力を増す。
つまり、すべての資産クラスには環境ごとのバイアスが存在する。」

資産クラスごとの特性をよく知り、適切なものをポートフォリオに組み込むべきなのだ。
そして、多くの資産クラスを串刺しにする要因が金利である。
ダリオ氏によれば、すべては煎じ詰めれば金利に行き着くという。

「大きな疑問は、金利の期間構造がいつ変化するかだ。
それこそ心配すべきことだ。
水晶玉を見て(金利を予想して)いる人は、ガラスのかけらを食らうことになろう。」

Nasdaqは以上をダリオ氏の投資ルールとしたが、実はこれだけではない。
ブリッジ・ウォーターはPure Alpha Fundも持っており、これは積極的に山を張るタイプのファンドだ。
その意味で上記ルールからすれば違反であるが、ひどいルール違反ではない。
なぜなら、ダリオ氏は山を張るのにも条件を設定しているからだ。
その条件とは、山を張る上で、自社に圧倒的な優位性があることである。
つまり、勝てる勝負しかしないのだ。


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