ブラックロック

 

ブラックロック:米国株、モメンタム、クォリティ

資産運用の世界最大手BlackRockのRichard Turnill氏が、年後半の投資テーマを解説している。
現状は「不穏な均衡」にあるとして、カギとなる資産クラスに言及している。


「2018年後半が始まるとともに、金融市場は不穏な均衡に入った。
米国は世界経済の拡大を主導し、企業収益も力強いが、マクロ経済の見通しは貿易摩擦や利上げによって不確実性を増している。」

ターニル氏が自社ブログで足元の市場環境を括っている。
昨年は世界的好景気、低インフレ、低ボラティリティと市場にとってはいいことづくめだった。
それが、2018年に入ってピーク・アウトしてきている。
ターニル氏は、年後半の投資テーマを3つ挙げている:


  • 世界マチマチの経済成長
    世界経済は同時拡大から、デコボコのある成長へと変化。
    米経済は成長のエンジンで、新興国市場へはプラスの波及効果が及ぶ。
  • 金融環境の引き締まり
    金融政策正常化はドル高と金融環境の引き締まりをもたらし、市場全体に影響する。
    これは新興国や国際金融機関のドル調達を難しくする。
  • ポートフォリオの回復力改善
    ボラティリティや金利の急騰に耐えるポートフォリオが求められている。
    デュレーション短期化、質の向上、分散化が有用。

米経済・企業収益の現状は強い。
一方で、先行きには不確実性が大きい。
ターニル氏はこれを「不穏な均衡」と呼び、具体的な資産クラスに言及している。

  • 米国株: 他地域の株式より選好。モメンタム株がアウトパフォームすると予想。バリューよりクォリティを選好。総じて、サイクル終期の経験則どおりの推奨だ。
  • 債券: 短期の米債を選好。信用面での質の向上。
  • 新興国市場資産: リスク・プレミアムの上昇によって価格が下落し、魅力が増すものもあろう。
  • 私募債・不動産: 厳選し、ポートフォリオ分散に用いる。
  • サステナブル投資: 長期的なポートフォリオの回復力に寄与すると予想。

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