マーク・ファーバー:引き締め・貿易戦争がドル高を生む

著名投資家マーク・ファーバー氏が、最近のドル高傾向について背景を指摘している。
さらに、インド株について従前どおり慎重な見通しを話している。


「欧州の経済は鈍化しているか、ほとんど成長していない。
中国経済は他のアジア経済とともに鈍化している。
米国株市場はあらゆる尺度で見て割高だ。」

ファーバー氏が印LiveMintに話した。
米市場が強気相場に立ち戻ろうとしているように見える中、ファーバー氏のスタンスに迷いはない。
徹底的に弱気な見通しなのだ。

ファーバー氏が弱気見通しを通す1つの背景が、米中貿易摩擦だ。
貿易摩擦が及ぼす悪影響は国によってマチマチだろうとしながら、概して、世界の経済や金融市場にとってプラスにならないと指摘した。
ファーバー氏は為替市場にネガティブな影響が垣間見えるという。

「世界中が対ドルで通貨安となっているが、これは金融引き締め、そしていわゆる貿易戦争の兆しだ。」

ファーバー氏はインド株投資についてもコメントしている。
同氏はインド市場を米市場との比較においては魅力的と考えており、今後10年のうちにはインド株に投資したいという。


「今後10年のホライズンでS&P 500とインドの株式市場を比べれば、インド市場の方が米市場より儲かるだろう。
これは過去3年間の私の考えであり、今でもそう考えている。」

しかし、今投資するかと言えば、ファーバー氏の答はNoだ。
理由は単純明快、逆張りではないからだ。

「すべての市場が弱くインドだけがまだ強い場合、私はその強い市場を買おうとは思わない。
(インド株上昇は)まだしばらく続くかもしれないが、それはお値打ちでないことを意味している。
バリュエーションはいくつかの例外を除いて魅力がない。」

インド株(BSE Sensex 30指数)推移
BSE Sensex 30指数

インド株はこの2年半、大きな調整もなく上昇を続けてきた。
ファーバー氏はこの点から、いつかは予想できないとしながら、いつ20%調整が入っても驚きはしないという。
そのため、長期的には検討したいとしながらも、すぐの投資は考えていないのだ。


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