デービッド・アインホーン、窮状極まる

David Einhorn氏のGreenlight Capitalの窮状が極まりつつある。
6月の単月で5.8%下落し、年初来では15.2%の大幅ロスとなっている。


「10年以上ウォール街で勝利してきた後、アインホーン氏のGreenlightは運用資産を55億ドルまで減らしたと、あるGreenlight投資家は推計している。
2014年には120億ドルだった。」

WSJが報じている。
アインホーン氏が自主的に預かり資産を返還したという話は聞かないから、半減の主因は投資家からの返還請求だろう。
WSJはある投資家の声を伝えている。

「『私の忍耐は細っている。』
Greenlight初期からの投資家である投資運用会社Key Family Partners会長Morten Kielland氏が言った。
彼はGreenlightから自社の資金の多くを引き上げたと言う。
『信じられないことだ。』」

成功した投資ファンドの創始者に共通する1つの特徴は、魅力的な人物ということだ。
大手金融機関の看板をしょったファンドは別として、独立系ファンドとなれば、スタート時のシード・マネーを自力で集めなければならない。
独立系としてのトラック・レコードがまだないスタート時、頼りになるのは個人としての信頼だ。
アインホーン氏は最近、Greenlightの創業時を回顧し、3-4人の投資家から少額の資金を預かることから始めたと話している。
そうした、創業期を支えてくれた投資家さえ匙を投げ始めている。


gurufocusはGreenlightの6月末の大口のロング・ポジションを紹介している。
・Bayer AG: 年初来 -7%
・Brighthouse Financial: 同 -30%
・CNX Resources: 同 +16%
・General Motors: 同 -7%
・Gold: 同 -5%
・Mylan NV: 同 -17%
上半期のS&P 500指数が+1.67%だったことを考えると、やはり大負けなのだろう。
もちろんヘッジ・ファンドだからショート・ポジションも重要だが、ショート側も芳しくないという話が聞こえている。

個別銘柄を眺めると、それなりに理に適った投資のように見える。
しかし、結果はロスを出している。
ちなみにBloombergはこのあたりを「正しいより儲かる方がいい」というタイトルの記事で報じている。


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