ジェレミー・グランサム:貿易戦争と最後のひと上げ

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大手投資会社GMOの共同創業者Jeremy Grantham氏が、相場や戦略の見方を端的に整理している。
ほとんどの資産価格が上昇している今、次の弱気相場を乗り切るには相対的に割高でない資産クラスに重点を置くべきと話している。


1月の時には、私は個人投資家にこの戦略に取り組むよう言わなかった。
あまりにも危険だからだ。
ただ、用心しろと言いたかったんだ。」

グランサム氏がMorningstarに明かした。
1月にグランサム氏が《最後のひと上げ》の可能性を指摘した時、その確率は50%超と考えていた。
それが1月末からの急落で確率が低下した。

「現実が私の考えの逆に振れた時、確率は50%から35%に下がった。
それが、今の公式な予想だ。
カナダ、EUなどと貿易戦争を続けるなら、確率は30%、25%、そしてなくなってしまうだろう。」


トランプ大統領が当たりかまわず仕掛ける貿易摩擦は、短期間で収束する気配がない。
《最後のひと上げ》は政権の経済政策によって勢いを削がれる可能性が高まっているように見える。
そこから導きだされるのが米国株のアンダーウェイト、新興国・EAFEのオーバーウェイトだ。

すべての資産クラスがかなり割高になっている。
例外が新興国市場、特にバリュー側で、それほどひどく割高ではない。
・・・少なくとも3倍になった米市場を避けて出遅れてきた新興国市場に重点を置けば、何とか切り抜けることができるだろう。

S&P 500指数
S&P 500指数

グランサム氏は、現在の市場サイクルで米国株が3倍になった点を指摘する。
今からさらに大金を稼げる状況ではないとし、端的に戦略を語る。

  • 新興国市場: なるべく大きなポジションを
  • 米市場: なるべく避ける
  • 債券市場: デュレーションを短期化

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