ゴールドマン:新興国、特にインドがチャンス

Goldman Sachs Asset Managementによれば、現在は新興国市場への投資の絶好のチャンスなのだという。
中でもインドにかつての中国のような急成長を期待している。


新興国市場を強く選好している。
顧客には株式の2割を新興国に割り当てるよう、かなり積極的な配分を推奨している。

GSAMのKatie Koch氏がBloombergで話した。
同氏は2割という配分がかなり大きな数字だと認めている。
これには理由がある。
投資家に短期投資ではなく長期投資を促したいからだ。
2割という大きさならば、投資家は長期的視点をもって新興国投資を考えるはずだという。

コーク氏は長期投資として新興国市場が魅力的だという。
それと同時に、短期的にも今はポジションを拡大するいいタイミングだとし、2つの理由を挙げる:

  • 成長プレミアム: 新興国の成長が先進国に比べ加速しつつある。
    「新興国市場の今年の成長率は5%前後、先進国は2.5%と、概してリスク資産への投資にいい環境にある。」
  • マクロ経済の改善: 過去10年で新興国の債務や経常赤字が減った。
    「バリュエーションに魅力が出てきた。
    ・・・長期的成長は先進国の2倍超もあり、20%もディスカウントされている。
    ・・・脳裏にTaper tantrum(2013年のバーナンキ・ショック)がよぎるのだろうが、マクロ経済は改善している。」

ではどのような投資をすればいいのか。
コーク氏は、GSAMがボトムアップ・アプローチを採用し、新興国20か国超に投資していると明かす。


各国に固有の事情は間違いなく勘案すべきだ。
ベンチマークからは離れるべきで、アクティブ運用の大きなチャンスだ。

新興国の中には固有の事情で苦戦している国がいくつかある。
コーク氏はトルコをその典型例として挙げたのみだったが、アルゼンチン、ブラジルなどもそれに近いかもしれない。
指数連動ファンドなら、そうした投資を控えるべき対象も入ってきてしまう。
ボトムアップ・アプローチなら、そうした対象は自然と除外される。
除外しても、まだチャンスは多く残っているという。

GSAMの一押しはインドだ。
インドは2000年の中国以上の潜在性があるのだという。
コーク氏によれば、新興国市場の楽しみは中間層の繁栄による経済の急拡大だ。
インドはそうしたストーリーが唯一大きく望める新興国なのだという。

中国は世界第6位の経済から、短期間のうちに、今では第2位にまで成長した。
インドは2000年の中国が直面していた急坂に差し掛かった。
10年未満のうちに1人あたりGDPを倍に成長させるだろう。
インドは、そうした成功を大きな経済規模で成しうる唯一の国になるだろう。


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