バフェット、ダイモン:米経済は順調

オマハの賢人ウォーレン・バフェット氏とJP Morganジェイミー・ダイモンCEOが米景気について語った。
短期・長期の経済・市場について、それぞれが特徴的な発言をしており興味深い。


私にはわからないから予想するのは嫌いだが、とても論理的な可能性だ。
実際、経済は弱まるのではなく強くなっている。

ダイモン氏がCNBC米経済に対する強気の見方を継続した。
さまざまな経済指標を並べ、現状の景気が好調であることを示した。
リーマン危機前の2007年にはレバレッジの高まりなどの要因があったものの、現状そうした落とし穴は見当たらないという。
その上で、現在の景気サイクルが長くなっている理由について仮説を述べている。

「9年間の米経済の回復は20%しかない。
平均の回復は7-8年で40%程度だ。
たるみが引き伸ばされ、とても長い遅延したサイクルになっているのではないか。」

リーマン危機後のNew normalの経済が低成長であったがゆえに景気拡大も長くなっているとの仮説である。


セルサイドのダイモン氏がホームグラウンドについて強気なのは当然として、バイサイドのバフェット氏はどう見ているのだろう。

「今のところ間違いなく(経済は)強いと感じている。
野球の6回に喩えると、今3、4、5番のスラッガーが打順を迎えるところだ。
景気はいい。」

バフェット氏も足元の米景気を良好と見ているようだ。
実際、同氏率いるバークシャー・ハザウェイの買い意欲はあいかわらずだ。
ただし、その買い意欲の源泉は足元の景況感ではない。
バフェット氏自身、短期-中期の経済予想について得意でないと言うが、10、20、30年後の米経済についてははるかによくなっていると確信しているのだ。
ここが長期投資家の長期投資家たるところだ。

株式市場の意思は現状の景気見通しとは関係なく決定されるものだ。
投資家が株を買うべき時とは、投資家が儲かると考える時であって、来年景気がよくなると考える時ではない。
長期的見通しは極めて良好で、いくつかの例外を除き概して米国株は常に買えるタイミングにあった。
投資家は今後6か月-1年がどうなるかを理由に株を買うべきではない。


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