ジム・ロジャーズ:クレムリンのビフォー/アフター

ジム・ロジャーズ氏が、東側版ダボス会議と言われるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム出席の合間にインタビューに応じている。
東側に利用されることなく、見識あるスクウェアな見解を語っている。


皆がウィン-ウィン、しかし皆が開かれていなければならない。
・・・北京も(経済を)開放しなければいけない。

ロジャーズ氏が中国国営CGTNのインタビューで話した。
グローバリストであるロジャーズ氏は、保護主義にも無分別な制裁にも反対の考えを持っている。
そのため、中国やロシアびいきに聞こえる意見を述べることも多い。
しかし、最近の米中貿易摩擦については、双方がオープンでなければいけないとも注文をつけている。

ロジャーズ氏は、中国・米国・ロシアの指導者たちに言いたいことを尋ねられ、こう述べた。

中国
「今は1918年じゃなく2018年だ。
中国は豊かで、強力で、成功を遂げた。
開放すれば、みんながとても幸福になれる。」


米国
「米国にも同じことを言いたい。
国を閉じてはいけない。
国境や経済を開放すれば、みんなが成功できる。」

ロジャーズ氏は、ロシアにも同じことを言いたいとしたが、ロシアはすでに大きく進歩していると評価した。

  • 市場の開放が進んでいる。
  • 中国も実現できていない為替市場の自由化が進んでいる。
  • 国家債務の水準が低い。

ロジャーズ氏は46年間にわたってロシアに後ろ向きだったと漏らす。
ところが4-5年ほど前からクレムリンに何か大きな変化があったという。
クレムリンが資本・投資家・資本主義に対する考えを変えたというのだ。
ロジャーズ氏がロシアへの投資に熱心なのは有名だ。
その理由は、このクレムリンの大きな変化に理由があるようだ。

ロジャーズ氏は、サンクトペテルブルクでも歯に衣着せず述べ立てた。

「かつては、銃撃したり牢屋に入れたりしてお金を奪っていた。
今では投資家をそういうふうに扱ってはいけない、資本をかすめ取ってはいけない、ルールにしたがわなければいけない、人々と戦ったり対立するのではなく助けなければいけないことを理解したんだ。」


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