債券王たちのつぶやき

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債券王たちが債券・為替市場の現状についてツイートしている。
いずれのツイートも、現在が大きな変化の前の踊り場と示唆しているように聞こえる。


米10年・30年債利回りはそれぞれ3.05% / 3.25%を上抜けるのが難しそうだ。
原因はドル高と、その緩やかなディスインフレ効果(年率0.1-0.2%)である。

グロス氏が24日ツイートした。

米10年債(青)・30年債(赤)利回りとドル・インデックス(緑)
米10年債(青)・30年債(赤)利回りとドル・インデックス(緑)

17日に節目を抜けたかに見えた長期金利・超長期金利だったが、その後跳ね返されている。
グロス氏は、跳ね返された要因をドル高の持つインフレ押し下げ効果と見ている。

「しかし、米国債の供給と量的引き締めの力が市場に加わっている。
OK牧場でのにらみ合いがしばらく続いている。」


グロス氏は、当然ながら金利がピーク・アウトするとは考えていない。
米債券市場には、財政悪化・金融引き締めという二重の金利上昇要因が働いている。

ジェフリー・ガンドラック氏も同日ツイートしている。

米30年債利回りは『強力な』3.22%の壁が持ちこたえている。
数週間前の記録的な売られすぎ/ショートからのドル上昇を長く待つという戦略は、最近の債券の変動に対するいいテンプレートになった。

IMM円投機筋ポジション(青、左)とドル円(赤、右)
IMM円投機筋ポジション(青、左)とドル円(赤、右)

昨年来、投機筋は大きくドル・ショートを続けていた。
これが3月下旬、突如解消に向かう。
と同時にドル円は105円をボトムとして上昇に転じた。
このドル・ショートのポジションは実に5四半期も続いたのだ。

これが「いいテンプレートになった」とガンドラック氏は言う。
3.22%で足踏みしているからといって安穏とはしていられないということだろう。


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