ソロス氏がTeslaの転換社債を買った

ジョージ・ソロス氏のSoros Fund ManagementがTesla社債を購入していたことが同社の第1四半期の保有報告書13Fで明らかになった。
この投資が市場関係者の憶測を呼んでいる。

Soros Fundが購入したのはTesla発行の転換社債(クーポン0.250%、償還期限2019年3月1日)。
35百万ドル(約38億円)だから、同ファンドにとってもTeslaにとっても大きな金額ではない。


Soros Fundは以前Tesla株を保有していたが、昨年売却している。
株式を売却した後に転換社債を買うとはどうした思惑なのか。
最近のさえない株価推移を見れば、転換社債はおそらく大きくアウト・オブ・マネーだったろう。
(それに見合うだけディスカウントで買ったとは思えないが・・・)
これが市場で憶測を呼んでいる。

Teslaは今、多くの問題を抱えている。
製造プロセス、人材流出、そして資金繰りだ。
Hayman Capital ManagementのKyle Bass氏は、TeslaのElon Musk CEOが年内の資金調達を不要とツイートしたことについて、虚偽の重要情報を流布したとして証券取引法違反の可能性を指摘している。

Teslaの窮状を考えれば、投資家がTesla株から逃げるというのは理解できる。
株から転換社債への乗り換えは、遠目に見ればリスクテイクを絞ったと見える。
仮に年内に資金繰りがタイトになったとしても、操業を縮小することで3月の償還は可能かもしれない。

しかし、米市場では今や選択肢がますます増えている。
1年のTビル利回りでさえ2%をゆうに超えている。
そこで、Teslaの転換社債を買う意味はなんだろう。
Teslaの株主が排除され、債権者に主役が回って来るようなシナリオへの期待が高まっているのかもしれない。


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