ダリオ『Principles』アニメ 4/8 奈落の底

Bridgewater AssociatesのRay Dalio氏が8日公開した『Principles』アニメ版のハイライトを紹介する。
今回は全8回の第4回「奈落の底」


「私たちが困難を脱し前進できるか、後退のスパイラルに陥るかは、私たちが進んで客観的に失敗に向き合い、ループを再び前に向けるため正しい決断を下すか否かにかかっている。」

ダリオ氏は1982年に遭遇したダリオ氏最大の危機について回想する。
1982年、ダリオ氏は不況の到来を予想し、それにすべてを賭けたのだ。
この時代、米国では2桁のインフレが吹き荒れ、ボルカー・ショックが経済・市場を揺るがしていた。
ダリオ氏は、カタストロフィー到来を予想し、それに賭け、そして敗れたのだ。
その後の金融緩和が1980年代終わりのバブル経済を生み出したのは言うまでもない。

私は損切りし、私の会社Bridgewaterはたった1人の従業員を残すだけになった。
私だ。

ダリオ氏はこの失敗で無一文になった。
父親から4,000ドルを借りて支払いに充てるしまつだった。
しかし、最も落胆させたのはお金ではなかったという。
ともに働いた人たちを失ったことの方が悲しいことだったのだ。


この失敗はダリオ氏を追い詰めた。
単に失敗しただけでなく、その失敗が衆目に晒されてしまったのだ。

私はショックを受け、困惑した:
なんと自分は傲慢だったんだ。
完全に間違った見方を完全に信じるとは。

たった1回の失敗は、数多くの成功を台無しにしてしまった。
そこで、ダリオ氏は重大な選択を迫られた。
創業前のように使用人として働くか、自分の会社を続けるか。
使用人としての人生が低リスクであることはわかっていたが、それではすばらしい人生は勝ちえないというのがダリオ氏の結論だった。
それこそ、そもそも熟慮の上、自分自身で選んだ目標だったのだ。

ダリオ氏は、こうしたことが誰にでも起こりうるという。

  • それなしには生きられない物や人を失う。
  • 重篤な病気・けがを被る。
  • キャリアが台無しになる。

人生がめちゃくちゃになって、すべての将来が失われたと思うかもしれない。
しかし、ダリオ氏は、脱出・前進の道がまだ見えていないだけと勇気づける。
困難から抜け出すのに必要なのは、先述のとおり

  • 反省し、道を探す
  • 現実を受け入れる

ことなのだという。

レイ・ダリオ『Principles』アニメ版 全8回のポイント
1) 冒険へのいざない  2) 現実を受け入れ対処せよ  3) 5段階プロセス  4) 奈落の底  5) すべては機械  6) ふたつの大きな壁  7) 徹底的に開かれた心  8) もがけ

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