カイル・バス:Teslaの年後半黒字化は虚偽?

Hayman Capital ManagementのKyle Bass氏が、TeslaのElon Musk CEOのツイートについて違法行為の疑いを提起している。
資金繰りの持続性に疑問を投げかける指摘となっている。


問題は、イーロン・マスクが公言したことが証券取引法違反にならないかということ。
今年2018年のどこかで結果を知ることになろう。

バス氏がFox Businessで、TeslaのCEO イーロン・マスク氏の最近のツイートについて疑問を投げかけた。
マスク氏は最近、同社が年後半には黒字化し、追加の資金調達を行わずにすむとツイートしている。
キャッシュ・バーナー(事業継続のために現金を湯水のように費消する会社)とも揶揄されるTeslaの黒字化予想に疑問を呈する人は少なくない。

The Economist誌の4/13ツイート
「投資銀行ジェフリーズによれば、Teslaは今年2.5-3.5億ドル(約2,700-3,800億円)の資金調達が必要だ。」


イーロン・マスク氏の4/13ツイート
「エコノミスト誌は以前から退屈だったが、邪悪で枯れたウィットに富んでいた。
今では単に退屈なだけだ(はあ)。
Teslaは第3・第4四半期には黒字化し、キャッシュフローもプラスに転じる。
したがって、明らかに資金調達の必要はない。」

実はバス氏はTeslaの車のファンだという。
過去2台も購入したことがあり、運転して楽しい車と評価している。
さらには、マスク氏を「ビジョンのある」人物とさえ語っている。
にもかかわらず、Teslaの財務諸表(バランスシート)を見た時に、追加の資金調達なしにすむという主張が実現可能とは考えにくいという。

Teslaが本当に大型トラックやTeslaロードスターを発売したいなら、今年20-30億ドル(約2,200-3,300億円)の資金調達が必要だ。

バス氏は、年内にマスク氏の声明が虚偽のものであったことが判明し、法律違反に問われる可能性を指摘している。

Teslaについては、仮想通貨とならんで現在のバブル的な市場行動の典型と捉える向きが多い。
仮にここで変調が起これば、市場参加者のリスク・テイクに大きな影響が及びかねない。
その点で、1社だけの問題とは言い切れない不気味さを孕んでいる。


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