ガンドラック:コモディティで投資分散を

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、米ドル安・コモディティ高を予想している。
米インフレ上昇と並んで、ガンドラック氏の先行き見通しを形成しているようだ。


ドル安は続くだろう。・・・
通常ドルは債券利回りの上昇と相関があるが、ドルのトレンドは根強く6-8年続く傾向がある。

ガンドラック氏がCNBCのインタビューで米ドル安予想を継続した。
同氏は米ドル相場が強い8年ごとの周期性を示すと指摘し、予想しやすいと話している。
今回のサイクルでは2009年に底、2016年に天井を経てきたと言う。
そして昨年は下げの年となった。

米ドルの実効為替レート(対主要通貨)
米ドルの実効為替レート(対主要通貨)

「ドルの悪い年が始まると、その翌年もドルにとって悪い年になる傾向がある。
今のところそれが起こっている。
米ドル・インデックス(DXY)は年初来2.5%下げている。
米ドルはさらに下げるだろう。」

このドル安予想は、ガンドラック氏が思い描く全体像に極めて整合的だ。
インフレ上昇とコモディティ高という予想である。


「米ドルは実効為替レートですでに15%下げ、さらに下げるなら、確実にデフレ的ではなくなる。」

ガンドラック氏はインフレ上昇、ドル安、コモディティ高という先行き予想から、引き続き投資家にコモディティ投資を推奨している。

現在は(景気)サイクルの終期だ。
・・・12月13日以降、コモディティは株式をアウトパフォームしている。
株式は少し上げているが、わが社のコモディティ・ファンドはもっと上げている。
そして、サイクル終期、コモディティは常に上昇する。

ガンドラック氏は現在が景気サイクルの終期であるとする読みに自信を持っている。
景気拡大が戦後最長に迫る今、景気サイクルの初期-中期である可能性は考えにくいという。
サイクル終期なら、コモディティは大きく上昇するものだと指摘している。

「コモディティは上昇する。
20-30%ではない。
これは1970年代以降起こっていることだ。
最大でコモディティ価格は100、200、時には400%上昇する。」

米コモディティ生産者価格指数(前年同月比)
米コモディティ生産者価格指数(前年同月比)

コモディティへの投資はこの数年、不人気だった。
その結果、ほとんどの投資家がコモディティ投資についてが過小かゼロになっているという。
ガンドラック氏は「コモディティ価格が低い今こそ分散投資を実現するための推奨投資」だと話している。


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