デニス・ガートマン氏の猛省

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デニス・ガートマン氏が仮想通貨でやらかした。
ガートマン氏は以前、仮想通貨市場を純粋なギャンブラーのための市場としてまったく価値が見いだせないと語っていた。


「金曜日は長い間苦しんだ中で最悪の日だった。」

ガートマン氏が自身の退職金口座での大きな失敗をニュース・レターで明かしたとBloombergが伝えている。

「私はブロックチェーンに特化した企業の株について少なからぬポジションをとっていたが、それがCNBC番組の餌食になった。
同番組はその株を20%超、年初来安値まで下落させた。
それまでは、6%上昇していたのに。」

ガートマン氏は昨年まで、仮想通貨は投資の対象ではないとして、ギャンブルしたい人だけが扱えばよいと一線を画してきた。
ところが、先週、仮想通貨市場の急落を受けてビットコインに中立になったと語りファンを驚かせた。
その変心が今回の悲劇を生んだ一因かもしれない。


もっとも、今回の悲劇を生んだのは少々うさんくさい銘柄だ。
Riot Blockchain Inc.は昨年10月までBioptix Inc.という社名だった。
業績もあまり伸びず株価も振るわない中で、この企業はバイオ企業からブロックチェーン企業に変貌しようとしたのだろうか。

Riot Blockchain(RIOT)株価
Riot Blockchain(RIOT)株

昨年10月に社名変更をすると同社株価は出来高をともなって上がっていった。
その上昇が息切れしたところにCNBCがメスを入れたのだ。
CNBCは同社が張りぼてのブロックチェーン企業であるとし、上場企業が誤解を与えるような社名にすべきでないとするSEC見解に反すると報じている。
これが16日金曜日であり、当然株価は急落した。
ガートマン氏は反省しきりだ。

「教訓を何度も何度も何度も学び直さなければいけないようだ。
あるいは、少なくとも明らかに何度も何度も何度も(ブロックチェーンや関連企業を)勉強しなければいけない。」

失敗にめげず、言葉を発し続けるところがガートマン氏らしい。
隠すことなく失敗を明かすところも同氏ならではだ。
もっとも、今回の損失で、ガートマン氏の番組出演がまた増えるのかもしれないから、あながち失敗とも言えないのかもしれないが。


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