ブラックロック

 

ブラックロック:債券デュレーションを見直せ

資産運用の世界最大手BlackRockのRick Rieder氏が、長期債保有には大きなリスクがともなうとして短期債の保有を奨めている。
米金利が長期側まで上げ足を速めている中、資産のデュレーションを再チェックするよう奨めている。

「イールド・カーブの長期側が直面している極度の持続的リスクを考えれば、投資家が慎重に検討すべきは(投資している債券が)イールド・カーブのどこに位置しているか、今デュレーション・リスクを正確にどれだけとっているかである。」


リーダー氏は米長期金利上昇が長期債保有をリスキーにしていると語ったとReutersが伝えている。
同氏は、賃金や消費者物価の上昇が市場期待を上回ったことを挙げ、インフレが加速していると話した。
インフレ加速に対応するため、今年のFRB利上げは市場予想よりやや多い3-4回になると予想した。

ただし、リーダー氏は米経済についてはさほど心配していないようだ。
インフレ上昇が「マクロ経済にマイナスとなる可能性」をもたらすとは考えていないという。
つまり、インフレや金利が上がるから長期債保有はよくないが、経済自体が悪影響を受けるほどではないとの考えのようだ。


さて、それでは債券王たちは何を言っているのだろう。
ジェフリー・ガンドラック氏は米国債利回りが各年限ともに急速な上昇をしている点を指摘している。

1つ、また1つ、上昇ペースが速まっている。
2年、3年、5年、7年、そして今10年債の利回り、すべて2017年9月7日以来、年率200ベーシス超で上昇している。
FRB利上げより速いペースだ。

市場金利がFRB利上げよりも速いペースで起こっている。
これは、市場金利が中央銀行のコントロールを離れつつあるとも連想させる現象だ。
これまでの米金融政策が市場金利を低位にとどめる効果があったとすれば、今後はその結果である資産価格上昇の巻き戻しを覚悟せざるをえなくなるかもしれない。

ビル・グロス氏の興味はすでに米国債を超えて海外に向かっている。

ユーロ高が独インフレを和らげている。
しかし、5年以下の独国債利回りはまだマイナスの領域にある。
米国債(10年)は3%に届くはずだが、独国債はまだまだ先だ。

3%がすでに既定路線のように語られているのが印象的だ。


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