デニス・ガートマン:投資の極意

デニス・ガートマン氏が、米市場について慎重な姿勢を継続した。
現在の市場下落は調整の域だが、今後弱気相場に発展する可能性も否定できないと言う。


「過去2-3週間、私はショートしてきた。
・・・今もわずかにネットでショートしており、これを続けるだろう。」

ガートマン氏がBloombergで自身のポジションを明かした。
下げの到来を予想し的中、すでに利益を確定させたようだ。
さらなる下げを予想し、以前ほどではないもののネットでショートのポジションを続けているという。

下げに対するリスク・ヘッジ手段としては、S&P 500の先物、ベアETF(ProShares UltraShort S&P500)の利用を進めている。
現状、オプションを用いたヘッジはコストが高く、割に合わないという。
ただし、オプションとは違い、先物ショートの場合は株価上昇の果実を受け取れないという欠点がある。

ガートマン氏は、市場のボラティリティが落ち着くのは来月か再来月になるだろうと言う。


「この手の市場の熱狂が壊れた時には、行き過ぎが直るまでしばらく時間がかかる。
今日にも市場が強気に、VIXがコンタンゴに戻るとは考えられない。」

ガートマン氏の弱気見通しに変化はない。
同氏はさらに事態が悪化する可能性にも言及している。

「すべての弱気相場はテクニカル上の調整から始まる。
10、15、20%と下落してみんなに緊張が走る場合のみ弱気相場になる。
今のところは調整だが、それより悪化する恐れもある。」

ガートマン氏は、トレーディングの極意についても語っている。

人生とトレーディングにおける最善の策とは、うまくいっていることをより大きく行い、うまくいかないことを減らすことだ。
なんで株を20ドルで買った後に、15ドル、10ドルで買い増すんだ?
あなたが間違っていることを市場が教えてくれているじゃないか。
非論理的だ。
株を20ドルで買った後で30ドルになれば、市場が正しいと言ってくれているんだから、買い増すべきなんだ。

まさに「Buy high, sell low.」
順張り投資家の投資哲学である。


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