デニス・ガートマン:米国株の持ち高を減らせ

デニス・ガートマン氏が、米国株のポジションを大きく減らすよう警告した。
今年のFRB利上げを年4回と予想し、米国株には試練の時期が訪れるという。


何か困難が待ち構えているように思える。
過去数日は、実質的な株式の弱気相場の始まりにすぎないのではないか。

ガートマン氏がBloombergで、最近の米市場下落を単なる調整とする見方に対し慎重な姿勢を示した。
現在とブラック・マンデーのあった1987年を比べ、現在の方が多くの点で状況がいいとしながらも、先行きにはやや悲観的だ。
むしろ、長期間一本調子の上げが続いてきたことを考えれば、下げがある方が自然だと話している。

市場に変化が起こる理由はいくらでもあるとガートマン氏は話す。
米市場は極めて割高なところまで買われていた。
賃金上昇が確認され、インフレ上昇期待も高まった。
コモディティ価格も上昇した。
洗濯機・太陽光パネルへの関税という米政府の失策も要因になりうるとした。


さらに、FRBは過去の歴史と同様、金融引き締めのさじ加減を間違えるだろうと言う。
ガートマン氏は、今年のFRB利上げを25ベーシスずつ4回と予想する。
これがイールド・カーブの逆ざや化のリスクを高めると心配した。

「100ベーシス短期側を引き上げれば、おそらく長期側も50-75ベーシスは上がるだろう。
長期の債券・投資商品が株式と競合するようになり、問題が起こりかねない。」

ガートマン氏は25年前シカゴで勤務していた頃を思い出し、長期債のクーポンが14%だったと回想する。
インフレのある時代の金利とはそういうものなのだ。
それを考えれば、6か月-1年のうちに10年債に4%のクーポンが付くこともありうると話す。
現状から考えればひどく高い数字に見えるが、歴史的に見て異常な数字ではないと解説した。

ガートマン氏の金利予想は(現状からは)かなり高いところを向いている。
4%という金利水準が資産価格に与える影響は大きいだろう。

株式のポジションを大幅に減らすべきだ。
買えるのはコモディティだ。
コモディティ価格はバランスしているのに対し、株価はばからしいほど高い。

ガートマン氏はコモディティの中でも小麦が有望と語り、ETFでの投資を奨めている。


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