マーク・ファーバー

 

マーク・ファーバー:長期投資ならインドは魅力的

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スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、足元の世界市場下落とインド株式市場についてコメントした。
米市場混乱の波及が心配される新興国市場だが、長期投資ならばインドは魅力的だという。


「みんなこれは調整だと言うが、決めつけるのはまだ早い。
これは5、10、20%の調整かもしれないが、もっと深刻な、市場をもっと押し下げる何かの始まりかもしれない。」

ファーバー氏は印Zee Businessに語った。
米市場は9年で4倍近くまで上昇しており、最近2年では5%の調整さえなかったことを考えれば、厳しい時がやってくるのがむしろ自然と話している。

「市場は40%下げる可能性がある。
そうなるとは言わないが、そうなる可能性はある。」

終末博士にいつもの切れ味が感じられない。
以前は暴落をきっぱりと予言していたが、少し慎重になっているようだ。


ファーバー氏は、過去8-9年、すべての金融資産が上昇を続け、米ドルも堅調を保つという「涅槃の状態」にあったと振り返る。
こうした状況が変化しつつあり、今後は投資家に試練がやってくると話している。
ただし、終末博士は市場の調整を必ずしも悪いこととは考えていないようだ。
1987年のブラック・マンデーを回顧し、40%調整後に不況が訪れたが、その後市場が2000年まで上昇した展開も紹介している。

同様に、ファーバー氏はインド市場についても調整の可能性を指摘しながらも魅力的と語っている。

「インドの場合、これまで大きな上昇を続けてきたから、調整がいつ来てもおかしくない。
しかし、長期でみれば、インド市場にとどまるのは魅力的だ。
インドは世界2-3位の大国になる可能性を秘めているが、同時にベンチマークは20-30%下落しうる。
それでも上昇する銘柄はあるはずだ。」

こう話すには理由がある。
ファーバー氏は、世界中の市場が中央銀行の金融政策で操作され、どの市場も割高になっているという。
1年前までの一番押しはベトナムだったが、同市場も大きな調整が起こりうるほど上昇してしまったと明かした。

「インド経済は健全そのものとは言えないかもしれないが、他と比べれば、投資するのにいい状態だ。」

長期投資の消去法で言えば、インドは魅力的と言っているのだ。
ファーバー氏は特に不動産に大きなチャンスがあると話した。


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