【短信】ビル・グロス:3%で経済への悪影響が

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債券王ビル・グロス氏が、米長期金利上昇の経済への悪影響について予想をしている。
揚げ足を早めた長期金利は、思ったより早く、株式市場だけでなく一部経済にも影響を与えるかもしれない。


グロス氏の昨日のツイート:

米10年債利回りがどこまで上がれば経済や企業収益を鈍化させるだろう?
メディアのほとんどはわからないと言う。
中央銀行もそうだ。
しかし、私は利回り上昇がかなり早い段階でレバレッジのかかった経済にインパクトを与えると見ている。
米10年債利回り3%でそれが始まると予想している。


米10年債利回り
米10年債利回り

前回の米長期金利の上昇は2013年のバーナンキ・ショック後だ。
この時は、バーナンキFRB議長(当時)が将来のテーパリングについて言及しただけで金利が急騰、資産価格が大きく下落した。
米長期金利は3%をわずかに超えるところで跳ね返され、再び下落した。
今回はテーパリングを終え、利上げ・バランスシート縮小が現実のものとなっている。
3%という閾値は決して遠い数字ではない。
仮に、グロス氏が言うように(市場だけでなく)一部経済にも悪影響が及ぶとするなら、FRBの金融政策にも大きな影響を及ぼすだろう。


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