ガンドラック:コモディティを買うべき理由

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が、コモディティ、金の上昇を予想した。
また、ジャンク債について地合いの悪さを指摘している。


株式と比べコモディティにはたくさん燃料が残っている。

ガンドラック氏が自社のコモディティ・ファンドについてのウェブキャストで従来からのコモディティ推奨を繰り返したとKitco Newsが伝えている。
ガンドラック氏は、景気とコモディティの関係についての投資家の誤った先入観を指摘している。
景気サイクルの終期、中央銀行は金融引き締めに転じ、景気は後退に向かう。
この時コモディティ価格が上昇しないと考える投資家が多いが、実際には真逆が正しいのだと言う。

コモディティ価格(縦軸は自然対数目盛)
コモディティ価格

過去の景気後退期(上図のグレー部分)を見る限り、金が下落する例もある。
しかし、まだ米経済は不況入りをしていない。
景気後退期の直前となると、確かに上昇局面の方が多いように見える。

「(コモディティは)伝統的資産クラスに対する相関がないか小さいリターンの源泉となりうる。
現物資産は過去、幅広いインフレ統計と同調する傾向がある。」


金融緩和・景気拡張の局面では徐々にインフレ昂進のリスクが高まっていく。
それが顕在化した時、中央銀行は金融引き締めでインフレを抑制しようとする。
景気拡張の最終局面、コモディティ需要は引き締まり、インフレ進行や株価調整のリスクを嫌気してコモディティが買われやすいという主張である。
さらに、米投資家にとっては米ドル相場も効いてくる。
ガンドラック氏の予想はドル安継続である。

「ドルの周期動が継続しており、かなり予想しやすい。
2017年に(ドルは)大方の予想に反し大きく下げた。
2018年ドルは悪いスタートだ。
悪い年があった時はいつも、さらに1-2年悪い年が続くものだ。」

コモディティに期待できるのと同様、その一角である金にも期待できるとガンドラック氏は話し、従前の金投資の推奨を継続している。

「金のチャートはコモディティのチャートと同様、間合いを図りつつ、上抜けしつつある。」

また、ガンドラック氏はツイッターでジャンク債についてツイートしている。
ジャンク債のベア化は米国株市場のベア化を連想させるから要注意だ。

「ジャンク債ETF(JNK)が下落中。
もしも金利が上がれば、JNKは米国債をアンダーパフォームするだろう。
金利上昇の可能性はさらに高まっている。
JNKにとってはいい状況ではない。」

米国債より利回りの劣るジャンク債を買う人は少ないだろう。
ダウンサイドはたっぷり存在する。
アップサイドをとりたいなら株を買えばいい。


 - 投資 , , , ,