ガンドラックが推奨する2銘柄

新債券王ことDoubleline CapitalのJeffrey Gundlach氏が米ドル安・コモディティ高を予想し、2つの個別銘柄を推奨している。
日本人には注意すべき点もあるが、考えのヒントとして内容を見ておこう。


「コモディティの経済からベスト・パフォーマーとなるものを物色している。
コモディティが上昇を始めたと考えている。」

ガンドラック氏がBarron’sインタビューで従前どおりコモディティへの強気の見方を示した。
コモディティに恵まれた新興国市場への投資が有望だという。
理由は2つ:

  • 世界経済の成長: この数年間違いなく上向いている。
    このタイプの市場はその恩恵を受ける。
  • 米ドル相場: 米ドルが昨年来弱く、今後もドル安が続くと見ている。
    米ドルが弱いと新興国市場はほぼ常にアウトパフォームする。

日本人には1つ注意が必要だ。
ガンドラック氏は米ドルをホーム・カレンシーとする世界に生きている。
米ドル安がドル建てでのコモディティ価格上昇と同時に起こりやすいのは事実だが、円建てでも同じとは限らない。
もしも円高ドル安を予想するなら、その分コモディティやそれに恵まれた新興国市場の魅力は目減りしてしまう。


さて、ガンドラック氏の推奨に戻ると、有望視する市場をずばりブラジルと言い切っている。
その上で2018年の有望銘柄としてEWZ(iシェアーズMSCIブラジルETF)を上げている

「年後半になるにしたがいとても力強いコモディティの上昇が見られるだろう。
ブラジルは他のすべてと同様に最近とてもいいパフォーマンスを上げているが、さらに進む余地が大きい。」

ガンドラック氏は、ホームグラウンドである債券市場が幅広く魅力を失っていると話す。
債券のかわりにMLPに注目しているという。
MLPとは所得の9割以上をエネルギー・天然資源などから得ることを条件に税務メリットを得られるパートナー・シップである。
ガンドラック氏は今が底値買いのチャンスと考えているようだ。

「エネルギーはS&P 500指数に対してアンダーパフォームしている。
XLE(エネルギー・セレクト・セクターSPDRファンド)はアンダーパフォームしてきた。
・・・
MLPはXLEと比べても見劣りしてきた。」

ガンドラック氏は、保守的に運用されているMLPが有望だという。
具体的銘柄としてNTG(トータスMLPファンド)という利回りが9%近くとれるファンドを挙げている。
原油価格が1バレル50ドル超ならいい投資になるといい、60ドルは必要ないという。
近時の原油価格は60ドルを超えている。
逆にリスクは45ドル程度で出てくる。

「もしも(原油が)弱すぎればMLPでも大きなヘア・カットを食らうのは注意すべきことの一つだ。
過去それが起こり、まだ立ち直れていない。」

記事またはコラムは参考情報であり、投資勧誘を行うためのものではありません。いかなる投資もご自身の調査・分析・責任にもとづいてご判断ください。

 - 投資 , , , ,