JPモルガン、バイサイドはドル高を予想

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JPMorgan Asset Managementによれば、年後半はインフレ上昇によりFRB利上げが進み、ドル高に転じるという。
為替ほかの要因から、株式投資は米市場より日欧の市場が有望だという。


「年後半はドルがリバウンドすると考えている。
このリバウンドは金利上昇による市場のリプライシングによって起こる。
米国ではインフレが上昇に向かうが、現在2018年末までで1回の利上げしか織り込んでいない。
よって、市場はややリプライシングし、ドルにわずかなリバウンド要因となるだろう。」

JP Morganのバイサイド部門で世界市場ストラテジストを務めるJasslyn Yeo氏がCNBCで語った。
興味深いのは同じグループJP Morgan Chaseの佐々木融氏が年内・長期的見通しとしてドル安を予想していることだ。
当然、佐々木氏の見方は自部門内でグローバルに調整されているだろうから、セル・サイドとバイ・サイドで真逆の見方を持っていることになる。

バイサイドが予想するドル高は米企業の業績には向かい風になるかもしれない。
さらに、バリュエーションの壁も立ちはだかっている。

「純粋にバリュエーションだけから戦略を練るなら、現状米国株のバリュエーションは割高だ。
投資家は米国以外にも様々な市場に分散すべきだ。」

Yeo氏は株式市場について、米国より日欧を勧めている。
ユーロ経済は改善が進みつつあり、企業業績の改善が見込める。
日本は円安ドル高の恩恵が期待できるという。
一方、米国で物色するならば、金利上昇・規制緩和で恩恵を受ける米銀株が有望だという。