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グッゲンハイム スコット・マイナード Googleはまだ見えていない:スコット・マイナード
2021年7月24日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、ビットコイン、イーサリアムなど暗号資産にかかわる考えをあいまいなところなく詳細に語っている。


まだ(バブルから)空気が抜けており、最終的には15,000ドル前後が行先になるのではないか。
ビットコインの標準的な弱気相場は80%の急落だ。
不確実性、他の新しいコインとの競合などから考えると、さらにダウンサイドがあると考えている。

マイナード氏がBloombergで、不安定な動きを続けるビットコインが次に15,000ドル前後まで下落すると予想した。
今月上旬には10,000-15,000ドルと言っていたから、少しは上方修正したということだろうか。

いつが買い時かといえば、近い将来はないだろう。
将来の価格動向に従って判断したい。

マイナード氏の暗号資産への興味は一時期に比べ大きく後退したようだ。
もちろん暗号資産そのものにも原因があるが、リスク市場の地合いも1つの理由であるようだ。

「みんな、暗号資産が分散に資する資産だという。
金にたとえられ、いくらか同じ性質がある。
しかし、実際には、価格の動きは、暗号資産がリスク・オン資産であることを反映している。」

マイナード氏は、暗号資産が変調した時期が、株式市場のモメンタムが陰り始めた時期と重なるという。
暗号資産はいわば『炭鉱のカナリア』であり、将来、株式をはじめとするリスク資産に問題が降りかかることを告げているのかもしれないと心配した。

この議論は、多くの冷静な市場関係者が指摘してきたことだろう。
暗号資産には、市場の投機的心理を表す鑑のような性質がある。
今株式市場等では調整が入ることへの懸念がやや強まっている。
だから、このタイミングで暗号資産が弱くなっても不思議ではないだろう。

マイナード氏は、将来訪れる買い場のイメージを語っている。

「もしも、もう一回大きな下げがあれば、暗号資産の人気は、今飛び込みたいと思っている人たちの中で消えていくだろう。
しかし、それがおそらく買いのサインだ。」

どうやらマイナード氏が本当に興味があるのは、投機対象としての暗号資産ではなく、枯れた後の暗号資産のようだ。
そこで同氏は自問する。
暗号資産の中で生き残り、優位を占めるのはどのコインになるのか。

「イーサリアムは明らかに多くの理由で存続可能な暗号資産としてビットコインより良いように見える。
でも、他にも私が雑種犬コインと呼ぶ多くの暗号資産が存在する。」

マイナード氏は、グレーシーという名の愛犬(柴犬の雑種)を飼っている。
そこで、暗号資産グレーシーの発行を考えていると冗談を口にした。
暗号資産のほとんどがナンセンスな存在と言いたいのだ。
同氏は、「多くのものがゴミにすぎず、最終的に長期的にはなくなる」と予想する。

マイナード氏は、自身のゲーム・プランについて解説している。
なぜ、まだ待つべきなのか。
それは、同氏が暗号資産とインターネット・バブルの類似性に着目してきたためだ。
マイナード氏は、Amazon株をバブルの最中の2000年3月に買っていれば、大儲けできたと話す。
しかし、バブル崩壊まで2年待っていたら、約80%安く買えたと指摘する。
辛抱強く崩壊を待ち、安値でエントリーしたいということだろう。

しかし、問題はタイミングだけではない。

私にとっての疑問は、どのコインを選ぶべきか、だ。
ビットコインやイーサリアムは長期的な勝ち組のように見えるが、一時代、市場で優位を占め進化する本当のコインまたは暗号通貨はまだ現れていないように思う。
Yahooが支配的な検索エンジンの地位を得てからかなり後になるまでGoogleが頭角を現さなかったようにだ。


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