FRB利上げは終わり、来年は利下げも:モハメド・エラリアン

独Allianz首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、米金融政策について予想した。
米経済に自信を示しながらも、今年FRB利上げはなく、来年あるとすれば利下げだと予想している。


FRBは今年(利上げを)やらないし、2020年に何かやるとすれば、それは利下げだろう。

エラリアン氏がFOX BusinessでFRBの金融政策について昨日のFOMC前に予想した。
FRBの利上げサイクルが終わったと示唆する予想だが、エラリアン氏は決して米経済を悲観視しているわけではない。
むしろとてもいい状態にあると指摘している。、
それは、雇用統計にも表れているという。
一方、問題も存在するとして2つを挙げている。

  • 自ら招いた問題: FRBのコミュニケーションや、政府閉鎖の問題はその気になれば解決できるはず。
  • 海外経済の不振: 特に欧州経済などの不振が米経済に影響を及ぼす可能性がある。

エラリアン氏はダボス会議についてもコメントしている。
昨年は明るく、今年は暗かったお祭りについて注意を喚起している。


彼らは、たった今経験したことから将来を予想するんだ。
ダボス会議には注意しなければいけない。
この会議は将来を見据えるというより過去に引きずられる傾向がある。

エラリアン氏は、投資できる国がどんどん少なくなっていると吐露する。
特に欧州経済が不振で、欧州全体で経済政策がモメンタムを失っていると指摘した。
一方、Brexitについては、英国にとっては大きなイベントだが、欧州、米国となるにつれ影響は小さくなってくると予想した。
税制改革・規制緩和により米経済のファンダメンタルズは健全で、Brexitの影響で揺らぐことはないと強調した。

エラリアン氏は、投資家に対し今後もボラティリティの高い市場環境が続くと話しているという。
理由は、これまで株価を支えてきた3つの要素が解消したからだ。

  • 経済成長
  • 中央銀行からの流動性供給
  • 押し目買いの市場心理

エラリアン氏は、ボラティリティの高い環境下での投資の心構えを話す。

しばしばプラス・マイナス10%の変動に見舞われるだろうから、手元に現金を持っておけ。
本当にすばらしい会社の株が安く売買されている。
以前よりもタクティカルにやらないといけない。


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