海外経済 投資

FRBはBloomberg端末で十分:ジェフリー・ガンドラック
2022年1月12日

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏は、1.25%程度のFF金利で経済は破壊されると予想し、後手にまわってきたFRBを痛烈に批判している。


40年前から同じ情景が繰り返される度、経済をもたせるためにFF金利の水準が切り下がってきた。
前回(のFF金利のピーク)はわずか2.5%だ。
過去数か月に債券市場で起こったことから推測すると、経済を壊すFF金利は1.25%程度と見ている。

ガンドラック氏が自社主催の座談会で、5回程度のFRB利上げで経済が壊れると予想した。

同氏は先月も、FF金利が1.0-1.5%で経済が壊れると予想している。
そして今や市場による今年の利上げ回数は4回が中心になってきている。

すべてのものがこのマイナスの実質金利と均衡しているとの考えに完全に同意する。

ガンドラック氏は高インフレの中でのゼロ金利政策の危うさを指摘する。
実質金利は今だ大きくマイナスであり、これがインフレや資産インフレを後押ししている。
しかし、FRBが遅ればせながら利上げを進めれば、前提が違ってくる。

現状の金利、10年金利が続くなら、株式は過去の水準に照らして割高ではない。
しかし、金利が上昇すると、あっという間にとても割高になる。

労働市場を重視すると宣言し、自ら後手に回ることを覚悟したFRBは、もう1つの使命であるインフレ退治において実に見事に後手に回ることとなった。
失業率が完全雇用を示唆するほど低い今、インフレは米国最大の社会問題の1つだ。

アウトロー的な発言も多い債券王は、FRBに対しても辛らつだ。

「率直なところ、何でFRBが必要なのかわからない。・・・
私は、FRBを2年債で置き換えることを提唱しているんだ。」

ガンドラック氏は、おそらく世界一の高学歴集団FRBの存在意義を疑う。
市場の後追いをする中央銀行にどれほどの意味があるのか。
2年金利が地を這っている時にはFF金利をゼロにし、2年金利が75 bpに上昇すると利上げを示唆する。
ドットプロットによれば、FRBの今年の利上げ予想回数は奇しくも3回だ。

700人のPhDを持つエコノミスト・・・
今は800人?、何というお金の無駄だ。
全員Bloombergターミナルと置き換え、2年金利を追わせておけばいいんだ。


-海外経済, 投資
-, , ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。