Facebookは魔性のデータ収集モンスター:ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏のYahoo Financeインタビュー号外編の第4弾。
Facebookや金融メディアに対して厳しい批判を繰り広げている。


「金融メディアには誤報が満ちている。」

ガンドラック氏がYahoo Financeのインタビューでメディアを批判した。
同氏のメディア批判は今に始まったことではない。
かつてはBloombergやWSJ、最近もCNBCを非難し、出入り禁止にしている。
今回、これまでほとんど接点のなかったYahoo Financeの長編のインタビューに応じたのもこれに起因している。

「例えば私がウェブキャストをすると、それが報道されて、半分以上が間違っているんだ。
私は言っていないのに『not』という言葉を忘れて逆の意味にしてしまう。」

ガンドラック氏の発言を完全に正しく理解するのは決して容易ではない。
ファンダメンタルズとトレーディングの両方についての深い知識が必要になる。
理屈よりも現実を重視するがゆえに、発言の趣旨を理解するまでに時間がかかることもしばしばだ。
フィナンシャル・ポインターはこれまでガンドラック氏のツイートの大半を伝えてきたが、いつも解釈と裏取りに長い時間がかかるのが実情だ。
大手金融メディアのレポーターが意図して誤報をしているわけではないだろうが、誤解や強引な解釈があってもおかしくない。


「たくさんの人が報道しているが、それは何か報道された人、報道されたものについてで、1年生が遊ぶ伝言ゲームのようだ。
クラス全員を回ったら最初『太陽が輝く』だったのが最後には『牛がホテルにいる』になっている。
読む側はメッセージがどう変えられたかわからない。
それなのに、それがまた再報道されるんだ。」

ガンドラック氏は、自分が本当に考えていることを人々に伝えたいと語る。
そのため、ライブ・インタビュー、書面による声明、そしてTwitterが適しているという。
ガンドラック氏の発言がそのまま伝わるからだ。
一方で、同氏のFacebook評は厳しい。

Facebookは絶対にやらない。

ガンドラック氏は昨年4月Facebook株のショートを推奨した。
エネルギー関連のロングとのペア・トレードだった。
その後、Facebook株は7月まで上げたもののその後大きく下げた。
今では少し戻している。
ガンドラック氏はFacebookを厳しく非難する。

「Facebookの大きな問題は、明らかにその事業モデルにある。
・・・
Facebookは使い勝手がよく安全だと売っているが、実際には魔性のデータ収集の怪物だ。
彼らは反省していない。」

Facebookの社会的責任に対する疑問が深まっている。
EUや英国が、Facebookを念頭に顧客データの取り扱いを規制する動きが出ている。
ガンドラック氏はこれが引き金になると予想する。

規制ができあがれば、Facebook株価は下がるだろう。
ヘルスケア株は、数年前まではうなぎのぼりだったが、規制されるとその後大幅に下落した。


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