投資

FAANGの向かう先:ジェフリー・ガンドラック
2020年6月11日

ジェフリー・ガンドラック氏のウェブキャスト第3弾: 米国株市場に対する短期・長期の見通しが述べられている。


米国株市場は本当に世界の中でスーパーマンだった。・・・
興味深いのは米国例外主義であり、強気相場を主張するのに使われる言葉だ。

ガンドラック氏が、米国株市場を特別視する考え方に疑問を投げかけている。

ウォーレン・バフェット氏をはじめとして、米国は特別であり、米国株市場に投資していれば良いリターンが得られるとの経験則を信じる人は多い。
過去は実際そうだったから、それを外挿するのも人情だ。

一方、ガンドラック氏は米国株に弱気な見方をする1人。
次の本格的景気後退では米市場が諸外国をアンダーパフォームすると予想してきた。

ガンドラック氏は、米国の経済成長・株価上昇に偏りがある点を指摘する。
Facebook、Apple、Google(Alphabet)、Amazon、Netflix、Microsoftの6社を「スーパー6」と呼び、これを除いだS&P 500指数、そのEPSを検証している。
それでも外国市場よりは良いものの、株価・EPSは上昇ではなく横ばいを続けていたことがわかる。
また、わずかな米国の優位性についても、特殊要因の存在を指摘する。

「米国が(諸外国より)良いのは間違いないが、減税や債務拡大による下支えが関係しているのだろう。」

つまり、スーパー6だけが成長の主体であり、あとはたいして諸外国と変わらない。
それでも、スーパー6があるから、米国は成長している。
しかし、それも盤石とはいえないようだ。

スタンダード・オイル、USスチールなど巨大企業・・・を指して19世紀から1930年頃まで米国例外主義と呼ばれていた。
弱気相場が来ると、もはや例外とはいわなくなった。
独占と呼ぶようになった。
トラストは打ち壊さないといけないといわれた。

本格的な弱気相場が来た時、人々はいわゆるプラットフォーム企業の独占的地位をいっそう問題視するようになるかもしれない。
たとえそれが自然独占であろうと、人々が貧しさに苦しむようになれば、あらゆる独占は悪とされるかもしれない。

ガンドラック氏は、そうした文脈が実現すれば、米国例外主義に試練の時が訪れると予想する。
スーパー6が叩かれる中、残りの企業群にはさほどの優位性がないかもしれないからだ。

最後にガンドラック氏は、米株価予想を述べている。
同氏は4月終わりに、米国株が再び底を割ると予想し、ショートを再開したと明かしている。

株式市場が3月の安値を割り込む確率は76.8%と予想している。


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