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ESG投資に用心しろ:ジェレミー・シーゲル
2020年11月24日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、従前どおりの強気予想を継続し、ESG投資についてコメントしている。


私は6月いくつかのテレビ出演で、政府のCARES法に支えられたFRBによる流動性供給が株式市場にとって極めてプラスに働くだろう、と言った。
マネーサプライの増大を見て、『この流動性はまず資産に流入し、2021年にワクチンができると、経済に流入する』と言った。・・・
強気相場は来年も続くと予想する。
株式は割高じゃない。

シーゲル教授がAdvisor Perspectiveで、コロナ・ショック発生後に強めた強気予想のシナリオを繰り返した。
財政刺激策にかかわる共和・民主両党の協議が不調を続ける中、足元で苦しい時期があると予想するものの、2021年について弱気になることはない。
最近出てきたワクチン開発についてのニュースが教授の強気をさらに強化しているようだ。

「トランプは最終的には何事もなく選挙結果を認めるだろう。」

シーゲル教授は、負けを認めようとしない大統領が最後には選挙結果を受け入れると予想している。
教授は共和党支持者。
多くのアメリカ人にとって、選挙はすでに終わったことなのだ。

シーゲル教授は選挙後誰よりも早く、主要ネットワークでバイデン勝利を宣言した。
バイデン氏を「次期大統領」と呼び、キャスターから止められるほどだった。
そして、上院は共和党が多数をとり、ねじれ状態になると予想。
それが極端な政治を防ぐとして好感した。

上院を共和党が獲るかどうかはジョージア州での決選投票にかかっている。
ジョージア州の上院選(2議席)は僅差となり、来年1月に決選投票が行われる。
仮に2議席とも民主党が獲れば、上院議席数が50:50となる。
同数の場合は上院議長である副大統領の1票が効いてくるため、民主党が僅差で上院を制することになる。

シーゲル教授は、ねじれとならない可能性に対してももはや(市場の観点では)あまり心配していないようだ。

もしも民主党がジョージアの両方の議席を獲る場合、株式は最初に少しだけ下げるかもしれない。
でも、その場合、刺激策が大きくなり、ワシントンからもっとお金が投じられることになる。
これは市場にプラスだ。

結局のところ、永遠のブルはあくまで永遠なのだ。

このインタビューで興味深かったのは、今流行りのESG投資についての質問を受けたところだ。
シーゲル教授は、ESG投資が買われすぎかどうかの証拠はないとしながらも、特に若い世代の人気を集めており、今後もますます人気になると予想している。
その一方で、注意もしなければいけないと話す。

しかし、投資家はこの分野についてとても用心しないといけない。
いかなる資産だろうが人気を得たものには、買われすぎになり、よってその後のリターンが低くなるリスクがあるため、用心すべきだ。


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