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グッゲンハイム スコット・マイナード 3月50 bp利上げに備えよ:スコット・マイナード
2022年2月11日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、FRB利上げ加速に備えるべきと注意を喚起している。


市場は3月の50 bp利上げを準備すべきだ。
25 bpだけなら、5月にまたあるだろう。

マイナード氏がツイートした。

今後のFOMC予定は3月15-16日、5月3-4日、6月14-15日、7月26-27日。
マイナード氏のツイートは市場の利上げ加速観測を反映するものだ。
また、FRB内部でもタカ派へのシフトが進んでいる。

セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁は10日、FRB金融引き締めを(これまでのFRB示唆より)さらに加速させるべきと発言した。
7月1日までに計1%の利上げが望ましいというもの。
同日までに予定されるFOMCは3回。
うち少なくとも1回を0.5%以上の利上げと想定していることになる。
総裁の背中を押している1つが40年ぶりの高インフレだ。

米労働省が同日発表した1月の米CPIは

  • 総合: 前年同月比7.5%上昇(市場予想7.3%)、前月比0.6%上昇(同0.4%)
  • コア: 前年同月比6.0%上昇(市場予想5.9%)、前月比0.6%上昇(同0.5%)

となった。
高水準の市場予想をさらに上回った形だ。

こうしたニュースを背景に、10日の米10年債利回りは一時2%を上回った。
とはいえ、7%のインフレに対する(名目)長期金利2%はまだ景気刺激的というべきだろう。
ここで1%短期金利を引き上げたからといってどれほど効果を見込めるかとの疑問は残る。
だからこそタカ派は利上げ前倒しを主張することになる。

これは資産価格にも言える話だ。
金融環境がまだ景気刺激的である以上、CPIだけでなく資産インフレも抑制されない可能性は十分ある。
10日のS&P 500はブラード総裁発言などをきっかけに4,504.06(前月比-1.81%)と下げている。
利上げ加速は市場にとって間違いなく(相対的・短期的に)悪いニュースだが、足元の(絶対的)株価水準にとってどれほどのインパクトがあるかは不透明。
ただし、確実に宴の終わりが近づいているのだけは確かだろう。


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