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21世紀の「狂騒の20年代」がやってくる:モルガン・スタンレー
2021年4月26日

モルガン・スタンレーのキャシー・エントウィッスル氏は、今後米経済・市場が「狂騒の20年代」と呼ぶべき時代に突入すると話している。


数か月前、私たちはスペイン風邪の後に起こったことについて話し合った。
それが『狂騒の20年代』だ。
これから独自の『狂騒の20年代』がやってくる。

エントウィッスル氏がYahoo Financeで、これからの10年間が大いにエネルギーに満ちた10年間になると予想した。
20世紀の「狂騒の20年代」とは状況に違いがあるものの、同様に莫大なお金が使われるだろうという。

「私たちは1年間『ロックダウン』下におかれてきた。
今、経済で違うポジティブなことが起こりつつある。
それが投資だけでなく、支出でも起こりつつあり、これまでと違う形で企業への投資を膨らますだろう。
株を買おうが、製品を買おうが、小売りでの浪費だろうが、すべて影響を及ぼす。」

20世紀の「狂騒の20年代」は第1次世界大戦やスペイン風邪が過ぎ去った頃に始まった。
1921年を底に経済は力強く拡大し、産業は成長し、消費は拡大し、同時に新たな文化が栄えた。
もちろん株式市場も活況だったが、1929年にはウォール街大暴落を迎え、大恐慌へと転落することになった。
エントウィッスル氏の予想が正しいなら、まだ相当長い間、米国株市場は大いに活況に沸くことになる。

すでに株価は先を行っているのではないかとの問いに対し、エントウィッスル氏は淡々と経験則を説明している。
株価が経済の先行指標であるためにすぎないとの考えだ。
これは、すでに昨年の相場でも見られたと指摘する。

さらに、景気回復期のファクターに関する経験則へと話を進めている。

まずグロースが上がり、これも典型的な現象だ。
今はバリューへのローテーションが起こっており、経済が回復している。・・・
私たちはシクリカル、おそらく割安銘柄、始動する経済で良好なパフォーマンスを上げる異なるタイプの企業を物色している。

一方で、現在の局面で避けるべきものとしてグロース株のうち割高な銘柄を挙げた。
長期投資家の顧客に対して、ポートフォリオ配分を限界的に調整するよう奨めているという。

顧客に奨めているのは、割高なグロース株を少し削り、そのお金を高配当株などに振り向けること。
特に年末に向けてインフレが起こるなら、高配当株はそうした環境で良いパフォーマンスを上げる傾向がある。


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