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ブラックロック 2021年は5%成長へ:ブラックロック

資産運用の世界最大手ブラックロックのリック・リーダー氏が、コロナ・ショックからの経済の回復はかなり速いものになると話している。


市場にはオーバーシュートする傾向がある。
でも、これはとてもユニークな状況だ。
2008年とも、他の危機とも違う。
私たちは経済がリバウンドすると考えている。

リーダー氏がBloombergで、景気回復が比較的速やかに進むとの見通しを述べた。

市場やメディアの周辺で、景気や市場の回復について意見が割れている。
先週はハト派エコノミストを中心に弱気な声が大きく聞こえた。
それに呼応するように今週は強気派が声を大きくし、FRBは追加の対策を発表した。
追加の対策もあって、いったんは強気な見方が力をつけるのだろう。
米株価もそうした心理を映している。

リーダー氏の経済予想はかなり強めに響く。

第2四半期の経済は年率30%ほどのマイナスになりうるが、第3四半期は12%増、第4四半期は8%増になりうると考えている。
そして来年はまだシステムで刺激策が効いており、かなり良いGDPの数字になる。
1年後には5%を超えると考えている。

実は1年後の5%はさほど強いものとは言えない。
今年5%超下って来年戻れば、それだけでも5%だからだ。
しかし、今年第3・4四半期の数字は、分母がまだコロナ・ショック前の数字に対する成長率であり、かなり大きい。
第2四半期に事態が収束し、その後相当なペントアップ・デマンドが起こることを見込んでいるのであろう。

こうしたシナリオを念頭に、リーダー氏はこのところの市場の緩やかな回復を「正しい」と話す。

「市場は過去と同じまで戻すべきではない。
でも、何が起こったか、莫大な金額の刺激策を織り込もうとしているんだ。
市場は適切に順応しようとしているのだと思う。」

リーダー氏は、9日のFRBの追加資金供給策が投資に与える影響を尋ねられ、やや強気に変化すべきと話す。
FRBの買い入れ対象がハイイールド市場まで拡大された点を重視。
これがハイイールド市場の発行体だけでなく、ハイイールドに格下げされつつあるBBB格の発行体の支えとなっていると解説した。

極めて率直にいって、株式市場はこの安定的な金融環境や助け舟に反応し、株式リスクをもう少し取ろうとしている。
これは理に適っている。
多くの人たちと同じように、不確実性が極めて大きいことを理由に、私たちはポートフォリオにおける現金の割合を高めている。
講じられる財政・金融政策の規模を考えれば、まだ高水準にしておくべき現金を少し使うこともありうる。


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