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2020年前半5-10%の調整へ:ウェルズ・ファーゴ
2019年12月26日

ウェルズ・ファーゴのクリス・ハーベイ氏が、大きく楽観に振れた市場心理について心配している。


現在の市場は好きだが、愛するほどじゃない。
投資家は期待値を引き下げないといけない。

ハーベイ氏がBarron’sで、米国株市場に広がる楽観に対して慎重なスタンスを語った。
同氏が「好き」というのは市場に追い風:
・低金利
・タイトな信用スプレッド
・FRBは緩和してきた
・関税の不確実性の低下
が吹いているためだ。
ハーベイ氏はそれに加え、市場心理の目覚ましい改善を指摘する。

「それに加えて、心理が極めて後ろ向きなところから前向きになった。
『素晴らしい、すごい!』
それが株式市場のさらなる上昇を後押しした。」

ハーベイ氏は、この楽観こそが、今後の市場の落とし穴になりうると示唆する。

過去を振り返れば、チャンスとは心理が絶好な時にではなく、むしろ弱かったり悪かったりした時に訪れるものだ。
だから、私たちは心配し、来年前半に5-10%の戻しを予想している。

ハーベイ氏は昨年の今頃、今年の8月を回想した。
昨年の今頃、市場は金融引き締めに怯え悲観一色だったが、実際には絶好の買い場だった。
今年の8月、市場は金利低下が示唆する景気後退に怯え小幅に下げたが、そこから市場はさらに10%上昇した。
逆に楽観が行き過ぎれば、逆のことが起こりうる。

「心理が少し楽観的になりすぎ、恐怖から貪欲に変化しているのが心配だ。」

ハーベイ氏は、市場が極端から極端に振れた点を懸念している。

ハーベイ氏は、セクター別では金融株を選好していると話す。
9月にスタンスを上方修正している。
利益のボラティリティの低さ、ファンダメンタルズの改善、ディフェンシブな性格について、市場が十分に評価していないという。

一方、昨年から推奨していた景気循環株については23日に下方修正したという。

昨年は景気循環株を買うよう奨めていたが、昨日、中くらいに下方修正した。
資本財セクターは、リスク/リターンが良好なため、今も保有しオーバーウェイトとしたいが、かなり上げており心理も楽観的になったので、少し減らしたい。


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