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2020年の最大のリスク:ジェフリー・ガンドラック
2020年1月8日

債券王ことダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、2020年最大のリスクとして、投資家が最も不得意とする類のリスクを挙げた。


ジョー・バイデンが民主党候補として指名されるとは真剣には信じていない。
・・・他の候補で予想が上昇しているのがバーニー・サンダースだ。

ガンドラック氏が8日のウェブキャストで米民主党の大統領選候補争いについて解説した。
バイデン、サンダース候補が支持を集めつつあり、その他の候補はじり貧になりつつあるという。

ガンドラック氏の政治分析には全米の視線が集まる。
同氏は4年前の大統領選で、最も早い時期からトランプ勝利の可能性を主張していた。
まだトランプ大統領が共和党指名を受ける前、泡沫候補と考えられていた時から、ガンドラック氏は大番狂わせの可能性を指摘していた。
当時は同氏の予想を笑って受け取る人が多かったが、時間が経つにつれ、それが現実のものとなっていった。
トランプ勝利が市場を混乱させると多くの人が予想していた中でも、ガンドラック氏は選挙後のトランプ・ラリーまで正しく予想していたのである。
今回も同氏の分析に関心が集まらないはずがない。

私にはバーニー・サンダースが民主党から指名される可能性が最も高いと思える。
・・・バーニーは、みんなが考えているより強いと思う。

またもガンドラック氏の予想は、現時点では《びっくり大予想》と分類されるようなものだった。

彼が本物である1つの点は、彼が、彼の言ったことを本当に信じているように見え、決して放棄しないことだ。

ガンドラック氏が前回トランプ勝利を言い当てた一因には、同氏が選挙民の心理をよく理解していたことが挙げられよう。
トランプ勝利にはいくつか理由があろうが、その1つは、手段が理屈に合おうが合わなかろうが、選挙民の現状を救うと約束したポピュリズムだろう。
そして、大統領になってからも愚直に公約を守ろうとする一面が見受けられた。
立ち回りのうまい政治家に嫌気がさした困窮した選挙民がそれを支持した。
サンダース候補は、反対側のポピュリズムを擁して同じように選挙民に約束を続けている。

市場では、民主党の左派候補が大統領になった場合、市場が大きく下落するというシナリオがコンセンサスになっている。
社会主義的な政策が採られ、プロ・ビジネスが後退し、財政悪化が予想されるためだ。

ガンドラック氏は、左派のサンダース氏の優勢が明らかになるにつれ、金融市場が恐怖を募らせていくだろうと予想している。

私が考える2020年の最大のリスクは、バーニー・サンダースが本当の候補になり、そう信じられるようになることだ。
私たちは真剣に勘案しなければいけない。


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