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2020年、米市場はアンダーパフォームへ:モルガン・スタンレー
2019年11月24日

モルガン・スタンレーが恒例の年間見通しの中で、来年の米市場のアンダーパフォームを予想している。


私たちが最も大きな潜在的アップサイドを有すると考えるのは、実現可能な利益成長への明瞭な道筋がみえる市場(日本と新興国市場)または政治リスク低下について複数の再評価を得る可能性のある市場(欧州)だ。

このところ弱気派の筆頭格となっているモルガン・スタンレーが17日に公表した2020年に向けた年間見通しをBloombergが伝えている。
上記の文で触れられなかった米国については、株式・社債・ドルが出遅れると予想している。企業収益のピークアウト、相対的な株高、大統領選にかかわるリスクを理由に挙げている。

「米成長率がトレンドまで減速するにつれ、伸び切った米資産のバリュエーションは低下していくだろう。
ポートフォリオへのネットの流入が減少するにつれ、ドルには重しになっていくだろう。」

モルガン・スタンレーの2020年見通し
レポート時実績 2020年末予想
S&P 500 3,120 3,000
TOPIX 1,697 1,860
MSCI EM指数 1,150 1,050
原油(ブレント) 63ドル 60ドル
1,466ドル 年内平均1,511ドル

このところ弱気な見方を続けてきたモルガン・スタンレーだが、これまでの敗因をこう分析する。

「私たちは中央銀行の対処の積極性、それを可能にした先進国・新興国のインフレ、世界的に利益成長がマイナスになる中でも市場がより高い倍率を払おうとすることについて過小評価していた。・・・
私たちは、中央銀行が二度同じトリックを成功させられるとは考えていない。」

これまでのFRBの積極性を予想しきれていなかったと反省するものの、もはやFRBも同じサプライズは引き起こせないと踏んでいるのだ。
つまり、弱気は継続すべきとの考えだ。

フィクスト・インカムの分野では、
・中立: 米国債、日本国債
・弱気・ 独国債、英国債、米社債

為替についてはドルの軟化を予想しているが、リバウンドの可能性もあるという。
大統領選挙の動向によってリスク・オフのムードに傾いた時、米ドルをはじめ円やスイス・フランが買われる可能性だ。

その他、有望な通貨としてユーロ、ポンド、インド・ルピー、ニュージーランド・ドルを挙げている。


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