ブラックロック

 

2019年はバーベル・アプローチ:ブラックロック

資産運用の世界最大手BlackRockのRichard Turnill氏が、2019年の投資戦略としてバーベル・アプローチを奨めている。
リスク軽減のために単純にリスク・テイクを減らすのではなく、リスクのオフセットまで意識してポートフォリオを管理せよとの趣旨のようだ。


私たちのベースケースは、年を通してフィクスト・インカムと株式が低いながらもプラスのリターンを上げ、株式はいくぶん債券をアウトパフォームするというものだ。
資産バリュエーションが2019年に向けて下がったため、プラスのリターンを上げるハードルは下がったが、リスクの高まりから用心が必要だ。

ターニル氏が2019年の相場環境の見通しを自社ブログで書いている。
こうした環境ではポートフォリオの耐性を高めることが必要として、3つの手当てを推奨している。

バーベル戦略
2018年は不確実性の高まりと金融環境の引き締まりが意識され、それらはすでにかなり資産価格に織り込まれた。
ターニル氏は、2019年、成長が再びリターンのドライバーになると予想し、債券は株式のリスク軽減に有効だと説く。
バーベルの片方を米国債、もう片方をリスク/リターンを厳選したリスク資産に配分するバーベル・アプローチが有効だという。


高格付債券
バーベルの片方は債券、特に米国債だ。
FRBの利上げが進み、かつイールド・カーブがフラットなため、短期の米国債の魅力が増している。
ターニル氏は短期・中期の米国債がいいとしながらも、リスク・オフ時の値上がりが期待できる長めの米国債も視野に入れている。

リスク/リターンの選別
金利上昇リスクは低下したものの、ブラックロックは債券より株式を選好しているという。
バーベルのもう片方としてクォリティ銘柄を推奨している。
具体的には、潤沢なフリーキャッシュフロー、持続的成長、きれいなバランスシートを備えた銘柄だ。
「私たちの分析によれば、クォリティは、過去経済が鈍化する局面で他の株式ファクターをアウトパフォームしてきた。」
セクターとしてはヘルスケアを挙げている。

有望な地域としては、相対的に高成長な米国株、割安な新興国市場株。
逆に避けるべき地域としては欧州株、とくに金融株を挙げている。


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