2019年はテクノロジー株:ゴールドマン

ゴールドマン・サックスが、2019年末のS&P 500指数を3,000と予想した。
14日終値から15.3%上昇した水準だ。


「2019年のメイン・シナリオとして、米国株がS&P 500にして2019年末に3,000まで上昇すると予想している。」

ゴールドマンのデービッド・コスティン氏がBloombergで、米国株市場の強気予想を継続している。
14日のS&P 500は2,599.95で引けている。

強気継続ではあるが、昨年-今年の状況とはずいぶんとニュアンスが変わってきたようだ。
コスティン氏は、昨年に今年を予想した時にはかなりの確信をもって強気予想をしたと話した。
一方、今回の予想には「ファット・テール」がともなっているとも付け加えている。
ゴールドマンとその顧客の間に米経済見通しについての温度差が存在するためだ。
ゴールドマンの2019年予想の骨子は:
・S&P 500: 2019年末に3,000
・絶対リターン: 1桁台
・実質GDP成長率: 2.5%まで減速

一方、顧客との会話についてこう紹介する:

「とてもたくさんの顧客が2020年の景気後退入りを予想している。
これはゴールドマン・サックスの予想ではないが、多くの投資家がそういう結果になりうると心配している。
一方で、プラスに向かう状況でもあり、経済成長への確信から株式市場はさらに高い水準まで上昇しうる。
ほとんどのファンド・マネージャーとの会話では、これが話題になっている。」


ゴールドマンの顧客(多くは機関投資家であろう)は、ゴールドマンよりもやや弱気よりの見通しを持っているようだ。
コスティン氏は何度も「不確実性」という言葉を口にして、現在の投資環境を解説している。

「この環境での投資戦略はポートフォリオの質の向上だ。
・・・
いくらかディフェンシブにすべきだが、特にバランスシートの強い銘柄を探すべきだ。」

リーマン危機後のゼロ金利・QEの時代には、バランスシートがたいして重要でない時期もあった。
利払い負担はゼロに近かったし、流動性も余って困るほど供給されていたからだ。
しかし、その振り子は逆にふれつつある。

「金利上昇・不確実性増大の起こりうる現在(バランスシートは)いつも以上に大切になる。
超低金利でQEが実施されているような時は、バランスシートが脆弱な銘柄がアウトパフォームすることがある。
現時点では強いバランスシートが望ましい。」

さらに、利益の安定性が重要と指摘。
売上・売価の低下リスクが小さく、ROEが堅調な銘柄を選択し、不確実性に備えるべきと話した。
具体的なセクターとしては

  • オーバーウェイト: テクノロジー、通信、公共サービス
  • アンダーウェイト: 一般消費財、工業、素材、不動産

中でもコスティン氏の一押しはテクノロジー・セクターだ。

本当に集中すべきなのは、経済に対する感度がないセクターだ。
特にテクノロジーで、経済が加速・減速しても、心配もレバレッジも少なくてすむ。
・・・
米国における過去50年間のソフトウェアへの実質支出を調べると、200四半期のうち196でプラスだった。


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