2019年の米国株は5-15%の上昇へ:ジェレミー・シーゲル

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、2019年の米国株市場について5-15%の上昇を予想した。
昨年末の調整によってむしろ上昇余地が大きくなったと見て、ついに《永遠のブル》が戻ってきた。


バラ色の見方から、今では『なんてことだ。景気後退入りだ』となった。
真実はどこかその中間で、そのため株式市場は今とても魅力的になった。

シーゲル教授はCNBCで、米国株市場が割安になったと話した。
仮に景気後退入りならもっと市場は下げているはずとし、まだその兆しは見えないという。
米経済の鈍化を予想しながら、景気後退はまだ先の話という。

「それがはっきりわかるまで、みんな『慎重にいく』と言うんだ。
しかし、景気後退でないなら、本当にすばらしくお値打ちなんだ。」


教授が米国株の割安感を主張し出したのには、一時上昇が懸念された長期金利が再び低下し始めたことも効いている。
3%超が定着するかに見られた米10年債利回りが3%を大きく割り込み、資産価格への悪影響の心配が遠のいた。
債券との比較においても株式の優位性が回復したほか、低い長期金利はFRBの利上げにブレーキをかけるかもしれない。
因果関係こそはっきりしないものの、利上げを強行してイールド・カーブの逆ざや化という不吉なジンクスを踏むのはいやがるだろう。

株式市場に悪影響を及ぼしかねない貿易戦争についても、シーゲル教授は楽観的だ。
トランプ大統領にも中国にも尖鋭な対立を続ける余裕がないだろうと踏んでいる。

「トランプ大統領は株式市場が深刻に傷ついていることに気づいている。
株式市場を気にしており、これは(市場にとって)有利と捉えるべきだ。
中国とは何らかのディールがなされるだろう。」

シーゲル教授は、こうして懸念材料が取り払われた結果、「景気後退は回避され本当にいい市場が戻ってくる」と予想している。


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