投資

10%下落なら押し目買いスタート:モルガン・スタンレー
2022年1月27日

モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのアンドルー・スリモン氏が、米国株市場の押し目買いの水準、新興国市場との相対的魅力度について語っている。


「私の見方は、みんな投資するための下げを望んでいるというもの。
いつもそういう声を聴いている。
でも、いざ下げが起こると、みんな地政学的問題やFRBの方針変更のような恐怖の理由で・・・」

スリモン氏がBloombergで、市場の下げに対する投資家の挙動を冷静に描写している。
有利なエントリーポイントを切望していながら、いざ下落が起こると尻込みしてしまうという投資家アルアルだ。

だから、必要なのは、感情を排する枠組みを作ること:
よし下げが来た、投資する水準だ。
10%、15%の下げは珍しいことじゃない。
20%の下げは珍しいから、投資すべきレンジだ。
といった具合だ。

押し目を狙いたいなら、オートマチックな判断基準を用意し、恐怖に打ち克てという趣旨だろう。
それにしても、スリモン氏が挙げた10-15%の調整が通常との例示は、古き良き時代の例かもしれない。
最近では10-15%は市場、当局、メディアから大事件として扱われることが多い。
それほど最近の強気相場は過保護の中の調整の少ない上げ相場だった。

スリモン氏は具体的な押し目買いの水準についても話している。

10%下落すれば、投資を始める時だと思う。
15%、S&P 500で4,100前後まで行っても驚かないし、そうなればもっと投資すべきだ。
それを超える調整は予想していない。

スリモン氏は、米市場と新興国市場の相対的魅力についても言及している。
同氏は年初、新興国市場など昨年パフォーマンスが振るわなかった市場にチャンスを見ていたという。
しかし、年初からの米市場の下げで状況は変わりつつあるという。

S&P 500が4,000台の低い方まで下げたので、米市場のリスク/リターンの力学がより魅力を増した。
新興国市場に対する米市場の年初からのアンダーパフォームの大きさを考えれば、新興国市場株式を買うために米国株を売る必要はなくなった。


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